高松琴平電気鉄道(ことでん)はこのほど、2020年と2021年のゴールデンウィークに開催されるイベントを最後に、イベント列車として運用されているレトロ電車4車両の廃車が決定したと発表した。

  • ことでんのレトロ電車。写真左から「3000形-300号」「1000形-120号」「20形-23号」「5000形-500号」

  • レトロ電車の廃車計画

廃車が決定したレトロ車両は、1925(大正14)年製造の「20形-23号」、1928(昭和3)年製造の「5000形-500号」、1926(大正15)年製造の「1000形-120号」と「3000形-300号」の4車両。「20形-23号」と「5000形-500号」は2020年ゴールデンウィークのさよならイベント後に廃車、「1000形-120号」と「3000形-300号」は2021年ゴールデンウィークのさよならイベント後に廃車となる。

その後は「3000形-300号」を工場の作業用車両として残し、その他の車両は申し出があれば譲渡を検討する。静態保存先が確保できなければ解体する予定とのこと。