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【この記事のエキスパート】
三星舎 代表・鍼灸師・家庭料理家:調 香生子(Koko Shirabe)
学生時代の一人暮らしをきっかけに、SNSで朝ごはんの投稿を始めました。
鍼灸師として働きながら、健やかに丁寧に生きる豊かな暮らしと、健康づくりについて考えています。
影響を受けたのは、街の開業医に嫁ぎ「健康とは」と考え続けた祖母の健やかな暮らしの知恵。
衣食住に必要なすべてのものに歴史や風土の影響があり、物の本質を見抜けるようになりなさいという教えを大切にしています。
平成26年「日本の暮らし」をテーマに三星舎を立ち上げ、健やかな生活に欠かせない商品作りを始めました。
美味しくて身体に良い食べ物、調理道具、器など「家庭料理」にまつわる歴史や文化に興味を持っています。
食器洗い用のスポンジで落とせない、頑固な汚れを落とすのに活躍するたわし。鉄フライパン・スキレットの焦げや、まな板、シンク、お風呂場、靴とあらゆる掃除に便利です。今回は、たわしの選び方とおすすめ商品をご紹介。ステンレスタワシや棕櫚たわし、海外のおしゃれなたわしもあります!
野菜の皮むきやお掃除など使い道たくさん!
たわしのメリットとは?
たわしはお鍋の焦げつきやキッチンの汚れ、汚れた箇所の掃除など料理からお掃除全般に使えるのがメリットでとても便利なグッズです。天然素材を使用しているのが特徴で、キズがつきにくく、耐久性や耐熱性にもすぐれているので長く愛用できます。
工夫次第でいろいろな使い道があり、とくに根野菜についた土を落としたり、薄皮を剥いたりなど料理用としても使えます。また、キッチンだけでなくバスルームの掃除や靴のお手入れ、取りにくいカーペットのゴミなどもたわしで除去できます。
色々な場所で大活躍するので、ぜひこの記事を参考にたわしを選んでみてください。
亀の子型・ツイストタイプ・ベーグルタイプ・柄付き
たわしの種類
たわしにはさまざまな形があります。まずは、たわしの種類について紹介していきます。
万能に洗える「亀の子型たわし」
たわしといえば亀の子型というほど知られている定番タイプ。子亀のようなフォルムで丸みを帯びているのが特徴です。「亀の子束子西尾商店」が開発して登録商標した商品なので、厳密にはこの商店の以外のものを亀の子たわしとはいいません。
手に取りやすく、まな板や鍋などの調理器具を洗うのに適しています。そのほかにもバスタブ、靴、足のかかとの角質をこするなど、いろいろな用途に使える便利なグッズです。
食器洗いには「ツイストタイプ」と「ベーグルタイプ」
食器洗いに適しているのが、ねじれた形状のツイストタイプや丸いベーグルタイプのたわしです。ツイストタイプは手に持ちやすくて力も入れやすいので、食器のこまかな汚れをらくに落とせます。
ベーグルタイプは中央に穴があいており、使用後も乾かしやすく衛生的です。お皿や鍋、フライパンなど丸みのある調理器具や食器類を洗うのに便利。おしゃれ感があるので、キッチンのイメージにこだわる方に向いています。
排水口など手を汚したくないときに便利「柄付きタイプ」
いろいろなタイプのたわしがありますが、ひとつは持っておきたいのが柄付きタイプです。柄の先端にたわしが付いており、手の届きにくいところを洗うのに適しています。柄を持って洗うので、手を触れたくない汚れた場所の掃除にも便利です。
細長い器やグラスなどを洗うのにぴったりですが、汚れた排水口のなかや、靴の内側のように届きにくい部位の掃除にも使えます。
【エキスパートのコメント】
たわしと一口にいっても、さまざまな形があります。最近は、柄付きのものも多く見かけるようになりました。用途にあわせて使い分けると便利です。
好みもありますが、私は王道の「亀の子束子(たわし)」をおすすめします。亀の子束子は、手にしっくりとなじみ、さまざまな用途で使いやすいためです。たわしは鍋釜などの油汚れや焦げ汚れを洗うことも多いですし、お掃除で使う場合は洗剤とあわせて使う場合もあります。
熱いお湯が苦手な方や肌が弱い方は、柄付きの物がおすすめ。私はしっかり握りたい派なので、馬蹄型かねじり型を好んで使っています。
大きさや形、素材などに注目!
たわし選びのポイント
ここからはたわしを選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。チェックするポイントは下記のとおり。
【1】洗うものに合った素材を選ぶ
【2】体を洗うなら「ボディ用たわし」
【3】抜け毛や毛切れが少ないものを選ぶ
【4】化学繊維なら研磨粒子が入っているものを
【5】用途に合ったサイズを選ぶ
紹介するポイントをもとに、自分の用途に合ったたわしを探してみてください。
【1】洗うものに合った素材を選ぶ
たわしには大きくわけて5種類の素材があります。それぞれかたさが異なるので、特徴を理解して自分にあったもの選ぶようにしましょう。
鉄フライパンやスキレットなどには「パーム」
たわしの原料で多く使われているのがパームです。パームヤシの実の繊維から作られ、鉄フライパンやスキレットなどの調理器具の焦げ付きを落とすのに適しています。
パームはかたくて強度があるため、鉄鍋などの洗浄、ザルの目にこびりついた汚れをかき出すのに便利。また、根野菜の土をこすって落としたり薄皮を剥いたりする場合にも使えます。
ただし、ガラス製品やテフロン加工などデリケートな材料はキズつけてしまうので要注意。
陶器やガラス素材にも洗える「棕櫚(しゅろ)」
こまかいところや隙間の汚れを落とすには、棕櫚(しゅろ)のたわしがぴったり。棕櫚たわしはヤシ科の植物を原料にしており、繊維がこまかくコシがあるのが特徴です。そのため凹凸のある部位や隙間などを洗うのに適しています。
パームよりも柔軟性があるので鉄製のフライパンだけでなく、陶器やガラスといったデリケートで高級な材料を使った食器にも使えて便利です。ただし、テフロンなどは力を入れすぎるとキズつくことがあります。
デリケートな食器を洗うなら「サイザル麻」
サイザル麻のたわしは、キズつきやすくてデリケートな材料で作られた食器や調理器具に適しています。サイザル麻は古くからロープなどの原料に使われてきた素材で、やわらかな質感が特徴です。
繊維がやわらかいので、フッ素樹脂加工のフライパンなども洗えます。油汚れにも強いため、使用する洗剤も少量で済み、経済的です。カレーを調理したあとの鍋などは油っぽいので、サイザル麻のたわしが向いています。
金網についた焦げには「ステンレス・スチールウール」
金属の表面などにこびりついた頑固な汚れは、ステンレスやスチールウールなどの金属たわしを使うと落とせます。とくにステンレスたわしは、フライパンやグリルの金網についた焦げ落としにぴったり。
金たわしは天然繊維のものよりかたいので、フッ素樹脂加工やプラスチック、木製の食器などに使うときは注意が必要です。食器や調理器具だけでなく、玄関タイルのカビやコケ落としにも使えます。
シンクや食器の掃除には「ポリウレタン・アクリル」
最近注目されているのがアクリルたわし。アクリル毛糸で作られており、ミクロレベルのこまかい汚れを落とせるのが特徴です。洗剤を使わずに水だけで落とせます。食器を傷つけずに洗えることもメリットです。
ポリウレタンのたわしは泡立ちのよさとフィットしやすいのが特徴。複雑なカーブをした調理器具などを洗うときに便利です。コンロの五徳やシンクを洗うときに向いています。
水回りの掃除には「ナイロン」
ナイロンは、水切れが良いので水回りのお掃除にぴったり。硬くて毛が切れにくいのもメリットです。浴槽には使えませんが、お風呂のタイルの汚れを落とすときなどに便利です。
また、ざるやおろし金、まな板など凸凹のあるキッチン用品を洗う時にも役立ちます。
柔らかく傷をつけない「シリコン」
ゴシゴシとこするイメージの強いたわしですが、シリコン製の柔らかい商品もあります。油に強く、鍋やフライパンなど調理器具の予洗いに向いています。また、柔らかい突起があるので、凸凹がある食器のスキマも洗うことができます。
水分を吸収しないことや煮沸消毒できることから、衛生的に使い続けられる点もメリットです。
【2】体を洗うなら「ボディ用たわし」を
たわしは、食器や調理器具など生活用品や掃除に使うものばかりではありません。ボディ用のたわしもあります。からだを洗いながらマッサージしたり、かかとのかたくなった角質をこすったりなど、ヘルシーな使い方ができるたわしです。
とくに便利なのが背中など手の届きにくいところを洗えるヒモ付きのものや、柄がついているもの。肌に直接使用するので、はじめはソフトなものから選んでください。
【3】抜け毛や毛切れが少ないものを選ぶ
たわしを使っていると毛が抜け落ちてきてしまった、という経験はありませんか? 作りが粗いものだと抜け毛や切れ毛が多く、ストレスになってしまいます。
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維のたわしは抜け毛が少ないのでおすすめです。また、自然素材のものを使いたい場合は、口コミをチェックして実際に使った人の評判を参考にしてみてください。
【4】化学繊維なら研磨粒子が入っているものを
化学繊維のたわしを使って頑固なこびりつき汚れを落としたい場合は、「研磨粒子」が入ったものを選びましょう。
自然素材のようにチクチクしていないので対象物を傷つけにくいですが、粒子が入っていることによってコンロや鍋の焦げ付きもこするだけで落ちやすくなります。
【5】用途に合ったサイズを選ぶ
ひとつのたわしでいろいろな食器や調理器具を洗うよりも、複数のサイズの異なるたわしを使う方が効率的に洗えます。用途に合った大きさのたわしをいくつか用意しておくと、なにかと便利です。
たわしは製品によってバリエーションがありますが、手の小さい方でも握りやすいのが1号サイズ。数字が大きくなるほどサイズも大きくなるので、1号を基本に大きめサイズと小さめサイズを用意しておきましょう。
エキスパートからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
用途によって、いろいろな形があるたわし。お値段もさまざまですが、たわしの間から針金が飛び出しているような、作りが雑なものだけはなんとしても避けましょう。
とくに細長い形状で針金がやわらかいものは、折れ曲がったりゆるんだりすることがあります。使うものをキズつけたり、ケガをしたりする原因にもなるので、購入前にしっかり確かめましょう。