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【この記事のエキスパート】
フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。
夏・冬山の雪渓や低山で使用する登山用品軽アイゼン。本格的なシーンで使用するアイゼンよりも爪の本数が少なく、登山靴の下に装着して使用します。簡易アイゼンやコンパクトアイゼンとも呼ばれ、モンベル、エバニューなどから発売されています。そこでこの記事では軽アイゼンの選び方とおすすめの商品を紹介します。
4本・6本爪の違いと使い分け
軽アイゼンとは?
夏・冬山の雪渓や低山で使用する登山用品です。軽アイゼンは、本格的なシーンで使用するアイゼンよりも爪の本数が少なく、4本~6本爪タイプのものになり、登山靴の下に装着して使用します。簡易アイゼンやコンパクトアイゼンとも呼ばれます。
山の状況によって、ハイキング向けのチェーンスパイク(スノースパイク)、4~6本爪の軽アイゼン(簡易アイゼン)、より本格的な雪山登山向けの10~12本爪のアイゼンと使い分けられています。
軽アイゼンとチェーンスパイクとの違い
チェーンスパイクとは、用途はアイゼンと同様ですが、爪が小さくまた登山靴の底に装着する金属がなくチェーンで構成されています。爪が小さい分、深い雪では滑り止めとしての効果が発揮されないため簡易的なアイゼンとして活用されています。アイゼンと比較してチェーンスパイクの方が軽量でコンパクトに収納できるメリットがあります。
登る山に合わせて、軽アイゼンとチェーンスパイクどちらかを選ぶことが重要です。チェーンスパイクを選ぶシーンとしては、冬山であれば勾配がきつくなく、よって約1000m以下の低山での使用が一般的。渓流釣りを楽しむ人が渓に降りるときや、雪渓を歩くときにも使用できます。
爪の長さ・装着方法・装着方式
軽アイゼンの選び方
ここからは、登山愛好家の山崎友貴さんにお話をうかがい、軽アイゼンの選び方についてご紹介していきます。おすすめ商品を知る前に、選ぶときのポイントについて知っておきましょう。
4本爪と6本爪
【1】軽アイゼンの種類で選ぶ
まずは、4本爪・6本爪の軽アイゼンの種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。
持ち運びやすい
「4本爪」タイプ
4本爪タイプは、平らな雪面や低山登山を歩く際に有効です。軽量コンパクトで収納しやすく、持ち運びしやすいのがメリットです。
傾斜の険しい登山に
「6本爪」タイプ
夏・冬山の雪渓や低山、急な斜面で効果を発揮するのが6本爪タイプです。4本爪タイプと比べるとサイズが大きめなため、携帯性では劣ります。
【2】登山なら爪の長さは5mm以上が基本
軽アイゼンはその名の通り、比較的標高の低い標高2000m以下の登山で使用する滑り止めです。
そのため、10~12本の爪を持つアイゼン、通称「クランポン」とは異なり、本格的な雪山登山には使用できないことは理解しておきましょう。
ショッピングサイトなどで軽アイゼンを探してみると、市街地で使用するゴムスパイクが出てくることがあります。このような商品は凍結した積雪路では効果が低いことがあり、登山で使用するのは危険です。
一般的に登山で使用するアイゼンは、最低でも5mm以上の爪の長さを持つものが適しています。
フリーサイズ? 幅調整機能は?
【3】対応サイズを確認
6本爪の軽アイゼンには基本的に幅調整機能が付いていますが、フリーサイズか対応サイズが設定されているかを確認しましょう。サイズが合わないものを選んでしまうと、歩行中に足に余計な負担がかかってしまいます。
取り付け方の特徴
【4】装着方法
ここでは、ベルト式・ラチェット式など取り付け方の特徴についてご紹介します。
ざまざまな登山靴にフィットする「ベルト式」
ほとんどの登山靴に装着することができます。ラチェット式と比べると、コンパクトで持ち運びやすいというメリットがあります。
装着が簡単な「ラチェット式」
ベルト式のようにベルトを張り巡らせる必要がなく、バンドに搭載されたレバーでサイズを調節するタイプ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)