東京2020オリンピック観戦チケットの抽選申し込み受付が5月9日より開始された。これを受けて都内では記念イベントが開催。お笑い芸人の渡辺直美さんがチケットの申し込みを疑似体験し、また自転車(BMX)の中村輪夢選手が大会に向けて抱負を語った。

  • 東京2020観戦チケット抽選開始、渡辺直美が申し込みを疑似体験

    東京2020オリンピック観戦チケットの抽選申し込み受付が9日に開始された

どんな競技を申し込む?

観戦チケット抽選申込はPC、スマートフォン、タブレット端末から公式チケット販売サイトにオンラインでアクセスして行う。対象となるのは開閉会と32の競技で、日にち、席種、枚数などが選べる。

期間は5月9日(10時)から5月28日(23時59分)まで。抽選結果が発表されるのは6月20日で、購入手続き期間は7月2日(23時59分)までとなっている。なおチケット購入に際しては、事前にTOKYO 2020 IDへの登録が必須だ。

原稿執筆時点で公式サイトは混雑のためアクセスしにくい状況だが、今回はあくまで抽選受付。つまり申し込んだ順番は、抽選結果には反映されない。観戦を希望の方は焦らず、サイトが空くのを待ってから受付すると良いだろう。

  • お笑い芸人の渡辺直美さん

渡辺さんは、オリンピックカラーの賑やかな髪型で登場した。気になる競技について聞かれると「学生の頃は、バレーボール部の部長だったんです。だからバレーボールは、是非とも見たいですね」と笑顔に。東京2020大会で新たに追加されたスケートボード、サーフィン、BMXなどにも関心があると話していた。

  • 自転車(BMX)の中村輪夢選手

中村輪夢選手は、東京オリンピックの新種目BMXフリースタイル・パークの日本代表入りを目指している。「BMXでは60秒間、自転車を走らせます。声援が聞こえると、やはり気合いが入りますね。この競技を知ってもらうためにも、オリンピックで世界中から注目を集めたいです」と夢を語った。

  • トークセッションの様子(司会進行は大橋未歩アナウンサー)

便利な買い方がある

知っておきたいのは「カスケード」「第2希望」という買い方。「カスケード」では、希望の席種に落選しても、ひとつ下の席種が引き続き抽選の対象となる。なんとしても観戦したい競技があるときに利用すると良いだろう。

一方で「第2希望」は、同日に異なる競技が行われる場合に、どちらかのチケットを購入したいというケースで有効。イベントの舞台上でも、そのあたりの説明が念入りに行われた。

記者団から、改めてどんな競技のチケットを購入したいか聞かれると、渡辺さんは「同じナオミが頑張っているテニス競技のチケットを30枚くらい購入したい」と冗談を交えて会場の笑いを誘った。

中村選手は「普段、スケートボードの選手たちと練習をともにすることもあるので、友達も多いんです。だからスケートボードを見てみたいですね」とコメント。一緒にオリンピックに出て頑張りたい、と話していた。