◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
ピアニスト/ライター/音楽教室主宰:神田 朝子
2009年渡米。ジュリアード音楽院、マネス音楽院で研鑽を積む。
室内楽、ミュージカル伴奏、教会奏楽などを手がける傍ら、約150名、25カ国の異なるルーツを持つ国際色豊かな生徒を指導。
2018年春に拠点を東京に移し、音楽教室『epiphany piano studio(エピファニーピアノスタジオ)』をスタート。レッスンの詳細・お問い合わせはHPまで。
またライターとして、ウェブメディアを中心にファッション、トレンド、ビューティ、フェミニズムなどを働く女性に向けて執筆中。
本記事では、プロのピアニストであり、音楽教室を主宰している神田朝子さんがおすすめする、中級者向けのピアノ楽譜と選び方についてご紹介します。初心者から中級者へスキルアップしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ピアニストが教える中級者向けピアノ楽譜の選び方
ピアニストの神田朝子さんに、中級者向けのピアノ楽譜を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。ピアノにある程度慣れてきて、ワンランクアップした演奏を目指したい人に向けた解説となっています。
【1】音符の数がじゅうぶんにあるものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
楽曲の弾きごたえや、豪華さを左右するポイントの1つは、音符の数です。単音より和音の方が厚みのあるサウンドになり、音の数が多ければ多いほどゴージャスで華やかな印象になります。
ある程度のテクニックを習得している中級者なら、より深く味わいある演奏を目指すために、音符の数がじゅうぶんにあり、楽譜に空白があまりない曲へトライすることがおすすめです。
【2】装飾音が多いものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
一見シンプルなメロディも、トリルやグリッサンド、ターン、アルペジオなどの「飾り」をプラスすることで、複雑そうに聞こえ、より上級な印象になります。
あくまでメインは旋律を構築する音ですが、こういった装飾記号は、回数や速さなど演奏者の裁量に任されることも多く、センスの見せ所です。華やかに、かつ自分らしい演奏を目指す方なら臆せず取り入れたいものです。
【3】学習ターゲットの明確なものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
基本のテクニックを習得した中級者がレベルアップを目指すなら、学ぶテーマがより専門的で何かに特化したものを選ぶことがおすすめです。
楽譜がひと通り読めるようになったのなら、曲を構成する調、和声、コード進行など楽曲分析の知識や、ジャンルや時代の違いによる表現の弾きわけなど、より高度なテクニックを学習できる楽譜を選ぶといいでしょう。