東芝ホームテクノは5月8日、真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10VXN」を発表した。発売は7月上旬で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、5.5合炊きのRC-10VXNが65,000円前後、1升炊きのRC-18VXNが68,000円前後(税抜)。
「真空」技術を活用し、米の空気を抜くことで米の芯までしっかり吸水させる「一気ひたし」機能を搭載。真空技術によって、吸水に加え、水に含まれて熱伝導を阻害する空気も抜くので、水中で熱がスムーズに伝わり効果的な加熱ができるという。
真空と圧力の性能を従来より強化し、同社がおすすめしている「本かまど」コースの炊飯時間を約12%短縮。3合炊きなら約38分で炊き上げる。さらに、玄米・白米を混合した場合でも3合で約60分と、従来機と比べて約15%、炊飯時間の短縮を実現した。
内釜の釜底は60度の角度で丸みを帯びた形状を採用。大きな熱対流で釜の中心までしっかり加熱するので炊きムラを抑える。外面には備長炭入り遠赤外線コートを施し、内側のコーティングにはダイヤモンドチタンコートを採用。釜底の厚さは7mm。内釜のフッ素樹脂コーティングには3年の保証がつく。
新たに、ライフスタイルにあわせて選べる3つの炊飯コースを用意。
真空と圧力の性能の強化により、玄米3合を約53分で炊き上げる“玄米「そくうま」コース”、真空でしっかりお米に水を吸水させて冷めても固くならないご飯を炊き上げる「お弁当」コース、米と水が少ない少量の炊飯でも容量を自動で判定して炊き上げる「少量」コースを備えた。
本体サイズはRC-10VXNが幅269×奥行330×高さ226mm、重さは約5.8kg。RC-18VXNが幅300×奥行364×高さ264mm、重さが約7.1kg。消費電力は1420W、気圧コントロールは0.5~1.2気圧。
このほか、内蓋の汚れや本体のニオイが気になるときに便利な「お手入れ」コースを新搭載。水を沸騰させて蒸気を出して汚れを取りやすくしたり、ニオイを減らしたりする機能だ。汚れやニオイに応じて10分から60分まで10分単位で時間を設定できる。
下位モデルも同時発表
下位モデルも同時に発表。真空圧力IH方式のRC-10VSN(5.5合炊き)は、気圧コントロールが0.6~1.05気圧、内釜の外面コーティングが銅コート、釜底厚さが5mm、消費電力が1250W。
真空IH方式のRC-10VRN(5.5合炊き)は、気圧コントロールが0.7~1.0気圧、内釜の外面コーティングが銅コート、釜底厚さが5mm、消費電力が1250W。それぞれ一升炊きモデルRC-18VSNとRC-18VRNも用意する。
発売日はRC-10VSNとRC-18VSNが6月中旬、RC-10VRNとRC-18VRNが6月上旬。価格はオープンで、推定市場価格(税別)はRC-10VSNが43,000円前後、RC-18VSNが46,000円前後。RC-10VRNが30,000円前後、RC-18VRNが33,000円前後だ。