JR東日本は8日、伊豆エリアに導入する新たな観光特急列車の名称を「サフィール踊り子」と発表し、車体ロゴや同社初となるプレミアムグリーン車のロゴを公開した。東京・新宿~伊豆急下田間で2020年春の運行開始を予定している。
同社は昨年5月、自然の恵みや文化的魅力が存在する伊豆エリアのブランディングを通じて地域と連携し、伊豆エリアの「本物の魅力」を体験するとともに、その魅力を世界に発信するため、新たに観光特急列車を新造して運行すると発表していた。
今回、「大人のIZU 本物のIZU」をコンセプトに導入する新たな観光特急列車の名称を「サフィール踊り子」(さふぃーるおどりこ / SAPHIR ODORIKO)と発表。「宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたい」との思いから、「サファイヤ」(英語)を「サフィール」(仏語)として名称に決定したという。車体ロゴとプレミアムグリーン車のロゴも、それぞれ宝石のサファイヤをイメージして制作された。
観光特急列車の車両形式はE261系で、8両編成を2編成投入する。1号車はゆったりとしたプライベート空間とくつろぎの空間を実現するプレミアムグリーン車(1列+1列)、2~3号車は気の合う仲間や家族と目的地までゆったりとした時間を過ごせるグリーン個室、4号車はこだわりの麺(ヌードル)を目の前で調理するオープンスタイルのキッチンを備えたヌードルバー、5~8号車は従来の特急列車より広く快適な座席を備えたグリーン車(2列+1列、シートピッチ1,160mm)。1編成あたりの定員は164名となる。