キヤノンは5月8日、フルサイズミラーレス「EOS R」シリーズ用の大口径中望遠レンズ「RF85mm F1.2 L USM」を6月下旬に発売すると発表しました。価格はオープン。
2月末に開かれたカメラ展示会「CP+2019」の直前に開発発表をした6本のRFマウントレンズのうちの1本。いずれも2019年中の発売を目指しているとされていましたが、そのなかで最初に販売を開始する1本となります。
RF85mm F1.2 L USMは、ポートレート撮影に向いた開放F1.2の大口径望遠レンズで、描写性能や操作性、堅牢性追求したLレンズに分類されます。有機光学材料を用いたBRレンズや特殊低分散ガラスを用いたUDレンズを用い、「焦点距離85mmのキヤノン製交換レンズとして最高レベルの画質に仕上げた」としています。IS(光学式手ぶれ補正機構)は搭載していません。
レンズ構成は9群13枚で、最短撮影距離は0.85m。フィルター径は82mm。レンズの最大径×長さは103.2×117.3mm、重さは約1,195g。
派生モデルとして、独自の蒸着膜技術を用いてなだらかなボケの描写を可能にした「RF85mm F1.2 L USM DS」も発表されていましたが、こちらの発売日は未定のままとなっています。