テレビ朝日を退社したフリーアナウンサーの小川彩佳(34)が、6月3日よりTBS系報道番組『NEWS23』(毎週月~木曜23:00~23:56/金曜23:30~24:15)のメインキャスターに就任することが7日、明らかになった。
『NEWS23』がスタートしたのは平成元年(1989年)。初代キャスターは、筑紫哲也さんが務めた。以来30年にわたり、日々ニュースに向き合い、人々の思いに寄り添い、時代に問いを発し続けてきた。そして今年、平成が幕を閉じ、令和の新しい時代がはじまるタイミングで、『NEWS23』も新たなステージを迎える。
その目玉は、新たなメインキャスターを中心にしたスタジオの新布陣だ。時代の共感者として、また確かな伝え手として、幅広い年代から評価の高いフリーアナウンサーの小川彩佳が、新たな「夜ニュースの顔」として登場。星浩アンカーとともに、筑紫哲也さんから受け継がれてきたバトンを手に、新時代のスタジオに立つ。
さらに、JNN中東支局長として、シリアをはじめ国際取材の最前線で活躍してきた村瀬健介記者が取材・フィールドキャスターとして加入。スポーツコーナーには同局のスポーツの顔ともいえる石井大裕アナウンサーが参加し、東京五輪に向けたカウントダウンを熱く伝える。さらに山本恵里伽アナウンサーがサブキャスターとしてスタジオ展開を支える。
メンバー一新とあわせて、スタジオセットやテロップやタイトルロゴなどの番組パッケージデザインもすべて新たなものに刷新し、全面リニューアルで新時代に挑む。
プロデューサーの米田浩一郎氏は「スマートフォンがファーストスクリーンと呼ばれ、誰もが発信者になりうる時代。だからこそ、プロの確かな取材にもとづいた信頼性の高い情報の価値は高まっています。そして、情報の洪水の中で、それぞれのファクトの意味を読み解き“ニュースの座標軸”を照らし出す、そんな“クオリティニュース”であることが私たちが目指す番組の姿です。同時代に共感し、感動を分かち合い、ときには“見たくない現実”にもしっかりと光をあてる。そして、社会の中核を担う人たちにも、スマホでニュースをつかむ若い世代にも、今日がどんな日で明日は何が起こるのか、ひとりが、ひとりに語りかけるように、伝えてゆきます」とコメントしている。
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