ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。4日(18:56~)の放送では、「実は知らない日本」特集が放送された。
同局の丹羽敦子プロデューサーは「平成から令和となった10連休の後半、難しいニュースではなく、おそらくこの数日間で視聴者の皆さんも何度も目にされたはずの国旗や国歌、そして『そもそも今日はなんで休みなんだっけ?』という祝日の意味などを解説しました」と放送を振り返った。
「今回の打ち合わせで池上さんが特にこだわっていたのが、“元号の意味”でした」と明かし、「なんで元号があるのか、あんまり考えないですし、『天皇制だからかな』くらいにしか思っていない方も多いと思うんですが、その意味まで調べるのがいかにも池上さんらしくて。以前、元号の意味を調べたそうなんです。その結論が、今回番組でも紹介した“言霊信仰”です。“言霊”という言葉は知っている方も多いと思うんですけど、それと元号はなかなか結び付かないので、池上さんに聞いてびっくりしましたね」と驚きを語る。
また、池上氏は打ち合わせ時に、「現在では通じない日本語」に驚いていたとのことで、丹羽Pは「“つっかけ”という言葉を若い人が知らないことにはかなり衝撃を受けてましたよ。若いADに『本当に知らない?』と何度も確認されてました」とのこと。
続けて「祝日に国旗を掲げることを知らなかったり、『せいくらべ』の歌を知らなかったり、とスタジオのゲストの反応にもいちいち池上さん、ショックを受けられていて、横で見ていてちょっと面白かったです」と収録での様子を振り返った。
そして4日の放送では、新企画「ニュースの意味を『20文字で言えますか!?』」がスタート。デフレや金融緩和などニュースでよく聞く言葉の意味や、「なぜ消費税を上げようとしているのか」「なぜ政府はキャッシュレスを進めているのか」などについて、ゲストが答えていった。
丹羽Pによると、「ゲストの皆さんには収録前、フリップに書いていただいたんですが、皆さん意外とすらすら書かれていて、びっくりしました。どうやって言葉にすればいいのかや、どうやって20文字に合わせるかには苦労されていましたが、『そもそも言葉の意味がまったく分からない!』という人は1人もいらっしゃらず。問題出した我々がびっくりしました。もちろん、正解を考える池上さんが一番早かったのは間違いないですが(笑)」ということだ。
次回(25日 18:56~)は、同日来日するトランプ大統領と安倍総理大臣の日米首脳会談について、そしてそもそも「国賓って何?」など、基礎の基礎から解説していく。