チューリッヒ生命はこのほど、「ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は4月4日~5日、全国1,000人のビジネスパーソンを対象にインターネットで実施したもの。
勤め先でどの程度ストレスを感じているか尋ねたところ、76.1%が「ストレスを感じている」と答えた。ストレスを感じている人を男女別でみると、男性は73.4%、女性は78.8%で女性の方が多かった。
性年代別で比較をすると、男性では40代(「ストレスを感じている」人は80.0%)、女性では20代(「ストレスを感じている」人は83.2%)にストレスを感じている人が多いことがわかった。
勤め先でストレスの原因になっていると感じることを尋ねると、最も多い回答は「仕事の内容」で、次いで「給与や福利厚生などの待遇面」となった。2017年・2018年で1位だった「上司との人間関係」は、今年は4位となっている。
現在、勤めている会社で働き方改革に取り組んでいるか尋ねたところ、35.7%が「取り組んでいる」と回答した。
働き方改革に取り組んでいると回答した人に、具体的に取り組んでいることを聞いた。その結果、1位は「残業削減」(56.6%)、2位は「労働時間の削減」(40.9%)、3位は「働く時間の多様化」(24.6%)、4位は「働く場所の多様化」(16.2%)だった。
働き方改革によって、取り組み前と比較してストレスはどのように変化したか尋ねると、59.3%が「減った」「とても減った」と答えた。一方、「増えた」「とても増えた」と回答した人は40.6%だった。
働き方改革の取り組みによるストレスの要因を聞いたところ、「勤務・業務管理が厳しくなったこと」(33.3%)、「収入が減ったこと」(26.3%)、「スケジュールが調整しづらいこと」(23.8%)が多かった。男性50代は「業務管理が厳しくなったこと」(40.0%)が他の世代より高くなっている。