パナソニックはこのほど、「家事の時短」に関する意識・実態調査の結果を明らかにした。同調査は4月10日~12日、共働きの20~40代既婚男女1,522名を対象にインターネットで実施したもの。
家事の分担状況について尋ねたところ、63%が「分担できている」と回答した。
分担できていると回答した人に自身で担当している家事について尋ねると、男性の1位は「ゴミ捨て」(64%)、2位は「食事の片づけ・食器洗い」(48%)、3位は「洗濯」(35%)だった。女性では1位が「料理」(74%)、2位が「食事の準備(配膳)」「洗濯物を取り込む・たたむ」(同率66%)、4位が「買い物」「片付け」(同率60%)となっている。
家事の時間を短くしたいと思うか聞くと、92%が「そう思う」と回答した。家事の手間を減らしたいと思うかという問いに対しても、91%が「そう思う」と答えている。
家事の手間を減らしたい・時短したいと回答した人に手間を減らしたいと思う家事の分野を尋ねたところ、1位は「洗濯(衣類を洗うことから服をたたみしまうところまで)」(53%)、2位は「料理(調理から片付けまで)」(52%)、3位は「掃除・片付け」(51%)となった。
洗濯を手間だと感じる理由を聞くと、「独身時代と違って洗濯回数や洗濯物の数が多くなったため」(29歳男性)、「干す時のシワを伸ばしたりひっくり返したりするのに手間がかかる」(45歳女性)といった意見があがった。
衣類の「アイロンがけ」を担当している人に面倒だと感じたことがあるか聞いたところ、85%が「はい」と答えた。また、80%が「アイロンがけに時間がかかる」、55%が「アイロンがけを夫婦で分担できたらいい」という回答も多かった。
家事の時短や手間削減のために独自の工夫を行っているか尋ねると、49%が「はい」と回答した。具体的には、「食洗機の活用と、食洗機の排水の温水を利用してフライパン、鍋を洗う」(49歳男性)、「ロボット掃除機やドラム式洗濯乾燥機など時短家電を使う」(46歳女性)などだった。
時短家電を積極的に取り入れたいかという問いに対しては、87%が「はい」と答えた。82%は「家電に家事を任せて夫婦や家族の時間を作りたい」と答えている。