スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、28日に放送された日本テレビ系情報番組『シューイチ』(毎週日曜7:30~9:55)にVTR出演し、現在制作中の最新作について語った。

  • 鈴木敏夫

    鈴木敏夫プロデューサー

司会の中山秀征が「今一番気になる人に会いに行く」コーナー「中山のイチバン」。中山は、東京・神田明神にある文化交流館「EDOCCO」で5月12日まで開催中の「鈴木敏夫とジブリ展~宮さんは絵を描き、僕は字を書く。~」を訪れ、鈴木プロデューサーを取材した。

その中で中山が「新たな作品にチャレンジしている?」と次回作を探る場面があり、鈴木プロデューサーは「やっています」と返答。「3年前の夏にスタートして絵コンテがいよいよ完成しそうです。ここからあと3年ぐらいですかね」と報告した。

また、「今回、公開日を決めてないんですよ」と明かし、「期限があると人間ってサボりたくなるでしょ? 間に合わせなきゃいけないと。それを許さない。そしたらどういうものができるだろうか。やっぱりすごいものを見てみたいですよね」とその理由を説明。最後に「期待してください!」と呼びかけつつ、「(公開日は)本当に分からないんですよ」と笑顔を見せた。

VTRを見たコメンテーターで精神科医の名越康文氏は「不思議なこと言うてはりました」「僕たちの常識では、期限があるから作品を描く。期限があるとかえってサボると。レベル高いなと思いました」「やっつけ仕事を絶対にしないという意味」と感嘆。

一方、レギュラーのKAT-TUN・中丸雄一は「僕も次回作気になります」「普通、作品を作る時に予算に限りがあるので締切があると思うんですけど、そういうのもナシにして『作りたいものを純粋に作る』というだけでも気になります」と興味を示していた。