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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。

文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。


美術館や登山、コンサートなど、遠くの物をより近くで見たいときにあると便利な単眼鏡。小さくてコンパクトなため持ち運びにも便利です。この記事では、ケンコー、ニコン、ビクセンなど数あるメーカーの単眼鏡おすすめ商品、選び方のポイントについてご紹介します。

単眼鏡とは?双眼鏡と単眼鏡の違いは?

単眼鏡とは、片手サイズの望遠鏡のことです。双眼鏡との違いは、見え方にあります。双眼鏡は立体感や距離感を感じることができるのに対し、単眼鏡はすべてが平面に見えるため、立体感や距離感をつかむことができません。

メリットとしては、携帯性と近接性が可能なことです。双眼鏡と比べて軽量かつポケットサイズ。登山やトレッキングなどではなるべく荷物を減らしたいので大型の双眼鏡よりも単眼鏡を持って行く方もいます。そして、双眼鏡と比べて近接撮影が可能なため、美術鑑賞や絵画鑑賞などに最適です。

単眼鏡のメリット

単眼鏡のメリットは、ピントが合う距離が双眼鏡よりも近い点です。この距離のことを「最短合焦距離」と呼びます。たとえば、美術館のような近距離で画やものを見たいときに便利です。

また、双眼鏡とくらべて持ち運びしやすいのも利点です。

単眼鏡のデメリット

単眼鏡のデメリットでよくいわれるのが、立体感と距離感がつかめないことです。人間は両目でものを見ることで立体感や距離感をつかみますが、単眼鏡は片目で見るため平面に見えるからです。

また、視野角(見えている範囲)が狭いため、鳥など動きの速い生き物を見ることが困難です。

単眼鏡の選び方

遠くのものを見るときに便利な「単眼鏡」。この記事では、単眼鏡を選ぶときのポイントについてご紹介していきます。選び方のポイントは次の3つです。

【1】倍率は目的に合わせて選ぶ
【2】ピント合わせしやすいものを選ぶ
【3】重さで選ぶ

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】倍率は目的に合わせて選ぶ

出典:Amazon

最初に注意するポイントは倍率です。一般的に単眼鏡にはズーム機能がついていないので、倍率は変えられません。購入する前に、何をどの程度の距離で見るために使うのかを決めて、それに適した倍率のものを選ぶ必要があります。

たとえば、美術館などで絵画や彫刻の細部を見たいという場合は、4倍~6倍程度の低倍率のものを選びましょう。それほど遠くではないものを見るのであれば、倍率が低い方が見たいところを素早く見つけられます。

一方で、スポーツ観戦や観劇で遠くの人の顔や表情を詳しく見たいという場合は、6倍~8倍くらいの高倍率のものがよいでしょう。倍率が高いと手ブレしやすいので、迷ったら6倍くらいのものを選ぶのをおすすめします。

スポーツ観戦

出典:Amazon

スポーツ観戦では、屋内外問わず見掛け視界が広い単眼鏡を選びましょう。倍率は10倍程度あればある程度の広さは対応できます。明るさは昼まで4~9、夜で9~25程度を目安にしてみてください。また、屋外の場合は防水機能があるとよいでしょう。

屋内・屋外ライブ

出典:Amazon

暗い屋内ライブなら9~25。昼間の野外ライブであれば、倍率4~10程度、明るさは4~9程度が目安になります。とっさの雨に備えて防水機能もあるとよいでしょう。

バードウォッチング

出典:Amazon

倍率10倍、明るさは明るい場所で4~9、暗い場所なら9~25が目安です。遠いものを見るときは手ブレ補正または防振機能があるとよいでしょう。野外になるので、防水機能があるものを選んでください。

美術鑑賞

出典:Yahoo!ショッピング

近くのものが見えるように最短合焦距離が短いものがおすすめです。また、屋内は光量が少ないため、明るさは9~25、倍率は4~7倍のものを選ぶとよいでしょう。

【2】ピント合わせしやすいものを選ぶ

出典:Amazon

単眼鏡は、基本的に自分でピントを合わせる必要があります。デジカメのようなオートフォーカスの製品はサイズが大きく、高価になる傾向があります。そのため、スムーズにピントを合わせられるというのは使い勝手を考えるととても重要なポイントになります。

絵画などを観るのであれば、一度ピントを合わせれば絵のどこを見てもそれなりにクッキリ見えますが、観劇やスポーツ観戦だと、人物の動きに合わせてピントを変えなければなりません。

その際に微調整がしやすい構造になっているか、ピントを合わせるためのピントリングやレバーは動かしやすいか、といったことが重要になります。自分の手の大きさなどとの相性もあるので、実際に手に取って試してみるのがよいでしょう。

【3】重さで選ぶ

出典:Amazon

単眼鏡は高性能になるほど、サイズが大きく重量も重くなる傾向があります。携帯性で選ぶのであれば、50g~500gまでに。スペックで選ぶのであれば、1,000gまでを視野に選んでみてください。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

いつでも手元に置いておきたくなる単眼鏡を探そう

単眼鏡は光学製品なので、その性能のほとんどがレンズの良し悪しにかかっています。そのため、ある程度有名な光学メーカーの安すぎないものを選べば間違いはありません。

そのうえで、自分に合ったピントの合わせやすさや、倍率、視野が丸い方がよいのか、四角い方が見やすいのか、メガネをかけた状態で使いやすいか、首から下げられる方がよいのかどうか、サイズはどのくらいが望ましいのか、といったことをチェックすれば、自分好みの一品にたどり着けるでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)