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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。

文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。


朱肉いらずのかんたん便利な印鑑(インク浸透印)である「シヤチハタ(シャチハタ)」。選び方とおすすめの商品を、目利きライターの納富廉邦さんへの取材をもとに、ご紹介していきます。ページの最後には、通販サイトのランキングもありますので、是非参考にしてください。

シヤチハタとは

出典:Amazon

朱肉やスタンプ台を必要としないのはんこのことで、これがシヤチハタの大きなメリットになります。簡易な認印や訂正印など、幅広い用途で利用できます。デメリットとしては、実印や銀行印としては使用できないことです。

用途を考えて便利に使用していきましょう。

シヤチハタ製品を知る

【エキスパートのコメント】

シヤチハタと言うと、朱肉の要らない印鑑「だけ」のイメージをお持ちの方が多いと思います。

しかし実際には、浸透印(朱肉の要らない印鑑の総称)関係の便利な印鑑、シヤチハタをより便利に使うツールなどがたくさん発売されています。

ネーム印をより使いやすくするための製品や意外なものが浸透印になった製品などさまざま。まずは、シヤチハタの製品を知るところからはじめましょう。

シヤチハタの選び方

朱肉のいらないスタンプ式のインク浸透印・シヤチハタ。手軽に使えることから、仕事や日常生活で利用されている方も多いと思います。本記事では、目利きライターの納富廉邦への取材のもと、シヤチハタを選ぶときのポイントをご紹介いたします。ポイントは下記4点。

【1】書体、インクの色で選ぶ
【2】用途に合った印面のサイズを選ぶ
【3】携帯しやすい使い勝手の良いものを選ぶ
【4】ギフトとして選ぶ

それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。

【1】書体、インクの色で選ぶ

出典:Amazon

書体は楷書体や行書体、隷書体などの8~9種類から選べるものが多く、種類が豊富です。角ゴシック体は線画が全て均一の太さに見えるもの、丸ゴシック体はあたたかさや優しさを印象づけるものなど、それぞれ書体の特徴があります。とくに利用頻度の多い認印には、読みやすい行書体・古印体・隷書体が良いとされています。

また、インクの色も指定することができるものがほとんどなので、書体と併せて、色々チェックしてみてください。

【2】用途に合った印面のサイズを選ぶ

出典:Amazon

認印は印面サイズが9~9.5mmの商品、訂正印は6mm前後の商品が人気です。また、11mmは、大きく見やすいため、認印はもちろんのこと領収印、検査印としてもよく使用されるサイズです。

印面のサイズは使用用途によって選ぶとよいでしょう。

【3】携帯しやすい使い勝手の良いものを選ぶ

出典:Amazon

商品購入後、印面をオーダーするタイプです。

【エキスパートのコメント】

圧倒的に使われているシヤチハタの「ネーム9」はキャップ式ですが、面倒だと感じられる方も多いのではないでしょうか。

実は、手持ちのネーム印をキャップレスにする製品が用意されています。また、「シヤチハタは不可」的な書類に判を捺さなければならないときがありますよね。そんなときのために、浸透印と朱肉印が一体になった製品もあります。印鑑は持ち歩きたいけれど忘れがちという人には、ストラップタイプの小型のシヤチハタもあります。

印鑑なんかどれも同じと思わずに、自分が感じている印鑑周りの不満を意識して印鑑を選んでみましょう。

【4】ギフトとして選ぶ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

印鑑というと「パーソナルなもの」というイメージをお持ちかと思います。

シヤチハタの浸透印の場合、まずパッケージを購入して、そのあとで自分の名字などを送って印字部分を作ってもらうスタイルがほとんどです。つまり、気軽なギフトとしてプレゼントすることもできます。
部下への贈り物にはストラップ型のシヤチハタ、上司への贈り物には印鑑付きボールペンがいいですね。本が好きな人には、蔵書印代わりにもなる角印の浸透印を贈ると喜ばれるでしょう。

アイデア次第で気の利いたギフトにもなるのがシヤチハタです。「ギフト選び」の視点で見れば、またいつもと違う選び方が見えてくると思います。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)