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【この記事のエキスパート】
住生活ジャーナリスト:藤原 千秋
木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。
主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。
TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。
プライベートでは三女の母。
この記事では、食器用洗剤の選び方、ユーザーが選んだイチオシ商品、エキスパートと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介。。ジョイ・キュキュット・マジカなどの人気商品、安全で環境に優しいオーガニック洗剤、おしゃれなボトルデザインの海外製、油汚れをしっかり落とす弱アルカリ性や手に優しい弱酸性、中性など幅広く厳選しました。
食器用洗剤の選び方
それでは、食器用洗剤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】洗浄力の目安となる「液性」
【2】界面活性剤
【3】除菌できるかどうか
【4】泡立ち・泡持ちのよさ
【5】天然由来成分&無添加
【6】ボトルのデザイン
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】洗浄力の目安となる「液性」をチェック
食器用洗剤を選ぶにあたって最も大事なのは「洗浄力」ですよね。洗浄力の指標となるのは、商品裏に記載がある「液性」。液性は、大きく分けると3種類あります。「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」です。これをきめるのは「pH値」という値。pH値とは、酸性・中性・アルカリ性を決める、0~14の数値のことです。
■弱酸性…pH値3~6未満
■中性…6~8未満
■弱アルカリ性…8~11未満
pH値は洗浄力の強さにも関わっています。使い心地も含めて、それぞれの特徴について解説します。
弱酸性|手肌にやさしく水垢汚れに強い!
人間の素肌は弱酸性。それと同じ弱酸性の食器用洗剤は、手肌にやさしく刺激が少ないのが特徴です。また、グラスやキッチンまわりの水アカの汚れに効果を発揮します。
中性や弱アルカリ性の洗剤と比べると洗浄力は弱いものの、手肌の荒れが気になる方や低刺激にこだわって選びたい方におすすめです。
中性タイプ|洗浄力と肌へのやさしさのバランスがほどよい
中性タイプは、手肌へのやさしさと洗浄力の両方をほどよく備えています。弱アルカリ性ほどの強い洗浄力はありませんが、きちんと食器の汚れを落としてくれます。弱酸性と弱アルカリ性の中間タイプと考えると分かりやすいでしょう。
「ある程度の洗浄力はほしいけど、手肌への刺激も気になる」という方には、中性の食器用洗剤がぴったりです。
弱アルカリ性|しつこい油汚れに効く!
弱アルカリ性の食器用洗剤は、油汚れに強いのが一番の特徴。油がこびりついたお皿やフライパンの汚れをしっかり落としてくれます。
ただし、洗浄力が強いぶん、弱酸性や中性の食器用洗剤より手肌への刺激があるので注意が必要です。食器洗いをしていると手肌の油分も落としてしまうので、肌がデリケートな方は手袋をつけて洗いものをするといいでしょう。
【エキスパートのコメント】
プロからのワンポイントアドバイス
食器汚れの種類によって、食器用洗剤に求めることは変わってくるでしょう。たとえば「油汚れをキッチリ落としたい」「プラスチック食器や弁当箱の汚れがよく落ちる」「陶器が滑りにくい」「手が荒れにくい」などのニーズがあるかと思います。
その食器用洗剤に自分が求めているのはどんな機能なのか、ハッキリさせて商品を選ぶようにしましょう。
【2】界面活性剤をチェック
食器用洗剤には、界面活性剤という洗浄成分が含まれています。界面活性剤とは、本来は混ざり合わないもの同士を混ざる性質に変化させる成分です。たとえば水と油はなじまないもの同士ですが、界面活性剤は水にも油にもなじむ性質があるため、水に油汚れを溶かして落としてくれます。
食器用洗剤の成分表示にはかっこ書きで%の割合が示されています。割合が大きいと洗浄力も高くなりますが、手肌への刺激になる場合も。とくにアニオンという成分の洗浄力が高く、肌への刺激も強めです。界面活性剤の割合も、使い心地の目安として確認してみてください。
【3】除菌できるかどうかチェック
洗浄だけでなく、除菌できる食器用洗剤もあります。除菌とは、菌の数を減らし、繁殖を抑える作用。汚れやにおいのもととなる菌を抑えるのはキッチンを清潔にたもつうえで大切です。
食器や調理に使った鍋・フライパンだけでなく、スポンジやまな板などキッチンツールの除菌もできるのが食器用洗剤のうれしい点。調理に食事、片づけまで清潔におこないたいと考えている人は除菌できる商品を選びましょう。
【4】泡立ち・泡持ちのよさをチェック
泡立ちや泡持ちのよさは、水道代の節約にもつながります。たくさんの食器を洗うときにも、何度も洗剤をつぎ足さずに済むのでラクですよ。少量の洗剤で多くの食器を洗うことができる、コスパのいい洗剤を選びましょう。
また、泡立ちのよさとあわせて泡切れもいい洗剤を選ぶと、水ですすぐときも時短になります。
【5】「天然由来成分&無添加」をチェック
手肌への刺激が気になる人は、植物など天然由来成分で作られている食器用洗剤がベターです。野菜や果物を洗える、環境にもやさしいといったメリットがあります。
手肌への刺激となる成分として、アルコールや石油由来の成分、着色料、人工香料などが無添加の商品も。手肌が荒れるストレスなく家事もスムーズにおこなうために、やさしい成分なのかどうかもチェックしておきましょう。
【6】ボトルのデザインをチェック
おしゃれなキッチンに見せたいと思うなら、インテリアになじむようなパッケージデザインを選びましょう。生活感が抑えられて、モデルハウスやドラマに出てくるキッチンのようにハイセンスになります。
ロゴだけなどシンプルなデザインだと、主張しすぎずインテリアになじみます。色もモノトーンやニュートラルカラーだと部屋になじみ、モダンな印象に。円柱型が多いので、ボトルがスクエアなだけでもかっちりとしたおしゃれな雰囲気を醸し出せます。
なお、ボトルをつまんで押し出すスクイーズボトル、液が出るキャップ部分をプッシュするディスペンサーボトル、隅々まで泡を届かせるスプレータイプなどの種類があるので、使いやすい形状を選ぶことも大切。
エキスパートのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
毎日食器を洗うので使用する洗剤量も自然に多くなりがちです。そのため、洗剤の購入費用もかさんでしまいます。しかし毎回どのくらいの量で、どの程度汚れをどのように洗剤を使って洗うかは家庭によって変わってきます。
ガンコな汚れがついたお皿が数枚という家庭もあれば、あまり汚れていないけど、お皿の枚数が多いという家庭もあるでしょう。そのため商品単価にとらわれず、食器用洗剤の質や価格との折り合いも含めて、自分にあった商品を選ぶようにしましょう。