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【この記事のエキスパート】
ピアニスト/ライター/音楽教室主宰:神田 朝子
2009年渡米。ジュリアード音楽院、マネス音楽院で研鑽を積む。
室内楽、ミュージカル伴奏、教会奏楽などを手がける傍ら、約150名、25カ国の異なるルーツを持つ国際色豊かな生徒を指導。
2018年春に拠点を東京に移し、音楽教室『epiphany piano studio(エピファニーピアノスタジオ)』をスタート。レッスンの詳細・お問い合わせはHPまで。
またライターとして、ウェブメディアを中心にファッション、トレンド、ビューティ、フェミニズムなどを働く女性に向けて執筆中。
ピアノを演奏するときは必要になるピアノ椅子。ピアノの練習などで長時間座って演奏することもあるので、座り心地が快適なものを選びたいものです。この記事では、人気の甲南、ヤマハ製、高さ調整可能なものなど、ピアノ椅子の選び方とおすすめの商品を紹介します。
背もたれの有無、高さ調整、座り心地、安定感がポイント
ピアノ椅子の選び方
ここからはピアノ椅子の選び方を紹介していきます。選び方のポイントは下記。
【1】背もたれ付き or ベンチタイプ
【2】高さ調節のしやすさ
【3】座り心地のよさ
【4】安定感
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】「背もたれ付き」か「ベンチタイプ」で選ぶ
ピアノを弾くときに座る椅子には、「背もたれが付いたタイプ」と「ベンチタイプ」の2種類があります。使うシーンや用途によってふさわしいタイプが異なるので、各々の特徴を押さえておきましょう。
背もたれ付き|たくさんの人が使うならこっち
背もたれのついた椅子は別名「トムソン椅子」とも呼ばれます。座面の高さの調節が可能であることが特徴です。演奏中、背もたれを使うことはまずありません。
しかし、背もたれによって椅子全体の重心を後ろにもっていくことができ、前かがみになっても椅子が浮きにくいというメリットがあります。価格は、ベンチ型の椅子より高い傾向にあります。
ベンチタイプ|自宅練習にぴったり
自宅用のピアノを購入したとき、多くはベンチ型の椅子が付属してきます。このタイプの椅子はサイドのネジで無段階にこまかい高さ調節を行えます。
座面はクッション性があるものの、高さ調節にやや時間がかかるため、いろいろな人が座るようなピアノ教室などで使うには不向きな椅子です。一方、ドレスのラインを邪魔しないので発表会などではよく使われます。
ピアニストからのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
用途に適したデザインかどうかをチェックする
一番の悩みどころは、背もたれつきのひとり用かベンチタイプかです。お子さん同士で連弾する、親子で練習するなど、二人で座ることがある場合はベンチタイプがよいでしょう。
インテリアにこだわる方や、ブランドのピアノに合わせるなら、<ロゴの入ったメーカー純正の椅子を合わせると統一感が生まれ、満足のいく演奏時間が過ごせます。ピアノと椅子の脚のデザインをそろえるのもおすすめです。
実用性にこだわる方なら、座面が開いて楽譜などを収納できるタイプも便利ではないでしょうか。また、脚のデザインは見栄えのよさだけでなく、使いやすさにもこだわりたいところ。4つ脚ならペダルの出っ張りにあたることなく椅子をすっきりと収納できます。
【2】高さ調節がしやすいかチェック
【エキスパートのコメント】
正しい姿勢で演奏するために欠かせないのが、椅子の高さの調整です。背もたれのついたタイプはラック式がメジャーで、こちらは好みの高さで止めることができます。微調整はむずかしいかもしれませんが、シンプルで操作はかんたんです。
一方、ベンチタイプは「ガス圧式」と「ハンドル式」のものに分かれます。ガス圧式はレバーの操作でスムーズに高低が調整できますが、お子さんなど体重の軽い方が低くしたいときは調整がむずかしいです。ハンドル式は椅子の両側ハンドルをまわして調整しますが、微調整ができるぶん変化がわかりにくく手首を痛めてしまうことがあります。
どのタイプもそれぞれ特徴がありますので、自分が操作しやすいものを慎重に選びましょう。
【3】座り心地のよさをチェック
【エキスパートのコメント】
ピアノの椅子には、長時間座るのに耐える快適さがほしいもの。そこで座決め手となるのが面のクッションです。やわらかいものやかたいもの、厚みがあるものや薄いものなど商品によってさまざまなタイプがあります。
一概にはいえませんが、どっしりと厚みのあるクッションの高額な椅子はかたい傾向にあり、薄めのものは反発力が弱く、座るとやや沈む傾向にあります。
また、座面の素材も座り心地を左右する重要な要素です。本革張りは塩ビレザー張りに比べ、汗ばんだ際に気になることも。ソファを選ぶように、かたさや素材など自分の好みの座り心地で選ぶとよいでしょう。
【4】安定している椅子に座ると演奏しやすい
ピアノの椅子はただ座るためのものではありません。演奏に強弱をつけるために体重移動することがあり、演奏者は意外と激しく体を動かしています。そんなときに体を支える重要な役割がピアノの椅子にはあります。
安定性は弾き心地を左右する重要なポイントです。演奏しているときに椅子がぐらつかないように、バランスを保てるものを選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)