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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
キャンプなどのアウトドアシーンで、ベッドやベンチ、荷物置きとして使えるコット。地面から伝わる冷気や熱気、地面のデコボコなどの影響を避けることができます。この記事では、ヘリノックスやサーマレスト、コールマン、スノーピークなどのおすすめコットと選び方をご紹介します。
コットとは?
コットとは、キャンプなどのアウトドアシーンで、ベッドやベンチ、荷物置きとして使用する簡易携帯用ベッドです。地面から伝わる冷気や熱気、地面のデコボコなどの影響を避けることができ、昼夜問わず活躍するアイテムです。また、雨の日で地面が濡れていても、コットがあれば浸水を背中が冷たくなることなく寝られますよ。もちろん、ベランダなど家で使うこともできます。
ポイントは寝袋やキャンプマットと合わせて使用することで、より睡眠時に快適に過ごせます。真夏のキャンプでは、コットの上に寝てブランケットをかけるだけでもOK。
それと、虫嫌いの方はぜひとも手に入れてほしいです。地面で寝るときと比べると、顔に虫が上ってくる心配もかなり減りますよ。
荷物置き、地面からの冷気や熱気などを防ぐ
コットの選び方
アウトドア&旅ライター・編集者の大森弘恵さんに、コットを選ぶときの6つのポイントを教えてもらいました。ぜひプロの選び方を取り入れてみてください。
【1】高さ(ロータイプか、ハイタイプ)
【2】サイズ(展開時だけでなく、収納時もチェック)
【3】耐荷重(大柄な人でも安心か)
【4】重さ(持ち運びやすさか、安定感か)
【5】組み立てやすさ(すばやく設営できるか)
【6】寝心地の良さ(快眠できるか)
自分のキャンプスタイルに合うアイテムを探してみてください。
【1】コットの高さ(ロータイプか、ハイタイプ)
数あるコットを大きく二分するとしたら、ロータイプか、ハイタイプか。
地面からの高さが20cm程度のロータイプは、安定感があり、軽いタイプのものが多いので、コット初心者でも扱いやすいはずです。テント内に入れやすいのもこちらのタイプです。ものによっては、車内に入るので、車中泊に使うこともできちゃいますよ。
地面からの高さが40cm程度のハイタイプは、なんといっても座り心地や寝心地がとてもいいです。それにロータイプと比べて地面から離れている分、冷気や虫を避けられるだけでなく、靴の着脱がしやすいちょうどいい高さですよ。
ファミリー用の大型テントならハイコットでも大丈夫ですが、1~2人用の小型テントなら、ローコットを選ぶといいでしょう。また、足の長さを変更することで、高さを調整できる2WAYタイプのものあるので、気になる人はチェックしていてください。それでは、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
ローコット(20cm程度)のメリット・デメリット
【メリット】
・軽量で持ち運びが楽。
・高さが低く安定する。
・ソロ用テントと併用できるものが多い。
・コンパクトで収納しやすい。
【デメリット】
・コットの下に収納スペースがない。
・地面に近く草や虫の被害を受ける場合がある。
・ベンチとして使いにくい。
・冬は冷気を感じやすい、夏は熱気を感じやすい
ハイコット(40cm程度)のメリット・デメリット
【メリット】
・草や虫からの被害を受けにくい。
・下にものを収納できる。
・ベンチとしての座り心地がいい。
【デメリット】
・重いものが多い。
・収納時にかさばる。
・設営に時間がかかるタイプもある。
【2】サイズ(展開時だけでなく、収納時もチェック)
寝袋やマットと同じで、コットも幅が広いほどゆったりと眠ることができます。その反面、幅が広すぎるとテント内のスペースが狭くなったり、持ち運びしにくくなるので、バランスを考えて選ぶことが大切です。
コットはおおよそ60㎝幅のアイテムが主流ですが、大柄な方は70cm以上のものを選ぶと快適ですよ。小柄な方であれば、寝返りを打ちやすくなります。自分の体型に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。
それと収納時のサイズも確認しておくべきです。いつも使っているボックスに入れようとしても、横幅が大きいと入らない場合があります。
【3】耐荷重(大柄な人でも安心か)
耐荷重は、一般的にハイコットよりもローコットのほうが安定しています。大柄の方や、ベンチとして複数人で座ることがある場合、重い荷物を置く可能性がある場合は、チェックしておいた方が安全です。
一般的なコットだと耐荷重は80kgほどですが、100kg以上にも耐えられるコットはあります。
注意点としては、耐荷重の記載は、静止している状態の重さです。コットに勢いよく座るとそれ以上の重さが加わるので、余裕のあるものを選びましょう。
【4】重さ(持ち運びやすさか、安定感か)
軽量でコンパクトのものほど移動や持ち運ぶのに適しています。自転車やバイクでツーリングがてらキャンプを楽しむなら、比較的軽量なローコットがおすすめです。また、車でキャンプ場へ行くにしても、キャンプサイト横に車を置けない場合もあります。重量があると持ち運びが大変なので、軽くて丈夫なものを選択するようにしましょう。
対して、お子さんがいる場合、安定感のある重めのコットだと安心ですよ。軽量なコットの上で体を揺らすと、倒れてしまう可能性があるので注意が必要です。
目安としては、1~3kg程度であれば軽量、4kg以上だと重めです。商品選びの参考にしてみてください。
【5】組み立てやすさ(すばやく設営できるか)
コットは座面にテンションをかけてピンと張る必要がありますが、従来からあるコットは、コットに差し込むフレームがとにかくかたく、力の弱い人では組み立てにくいものが多くありました。
最近では、ワンタッチで立ち上げ可能なものや、脚が収束式になっていて簡単に組み立てられるものもたくさんあります。
なお、ローコットの多くは、コンパクトである分パーツがバラバラになっているものも多く、フレームからの組み立てが必要になります。不安であれば、アウトドアショップなどで実際に組み立ててみてみることをおすすめします。
収束式|コットを広げるだけで簡単に組み立てられる
子供や女性でも力をかけずに、コットを広げるだけで簡単に組み立てることができます。ややコンパクトさに欠けます。一般的に、収束式はソフトな寝心地のものが多い傾向です。
はめ込み式|手間はかかるが、コンパクトに収納可能
荷物を軽くしたい方におすすめなのが、脚フレームが一体でないはめ込み式。組み立てにやや力を必要とするなど手間はかかりますが、コンパクトに収納することができます。一般的にはめ込み式は張りの強いものが多い傾向です。
【6】寝心地の良さ(快眠できるか)
コットの寝心地も気になるポイントのひとつですよね。コットの寝心地を左右するのは、生地の質感や張り具合、通気性、そしてフレームの数や丈夫さなど安定性です。
張りのあるかための生地や、包まれるようなソフトな生地など、眠りやすい感触も人それぞれです。シートの張りが強いタイプであれば寝返りがしやすく、張りが弱いタイプであれば体が沈みフィットします。一般的には、収束式はソフトで、はめ込み式のものは張りがあってかために感じます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)