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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
キャンプやアウトドアになくてはならないクーラーボックス。特にハードタイプはソフトタイプと比べて保冷力が高いのが特徴で、さまざまな場所で役立ちます。この記事では、1万円以下のハードクーラーボックスの選び方とおすすめの商品を紹介します。
アウトドア・旅ライターに聞く
1万円以下のクーラーボックス(ハード)の選び方
フリーライター・編集の大森弘恵さんは、1万円以下のクーラーボックス(ハード)を選ぶときはどのような点を基準に検討しているのでしょうか。ポイントを3つ教えてもらったのでご紹介します。
【1】複数のクーラーボックスを利用
【2】フタの開閉のしやすさ
【3】水抜き穴の付いているもの
それぞれについてご紹介しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】大容量が必要なときは、複数のクーラーボックスを利用する
家族の人数にもよりますが、一般的にファミリーキャンプでは50~60Lのクーラーボックスが必要だといわれています。お料理が好きだったり、団体でキャンプに行ったりする場合はさらにもっと大きな容量のクーラーボックスが必要になる場合もあるでしょう。
しかし、考えておかなくてはいけないのは、容量の大きいクーラーボックスほど中身を詰め込むと重たくなるということです。そのため、容量の大きいクーラーボックスを1つしか用意していないと、持ち運びで苦労することがあります。できれば40L程度のクーラーボックスを2個用意するほうが無難です。
また、どうしても大容量のクーラーボックスを用意する場合は、ホイール付きのものを選ぶと持ち運びやすいのでおすすめです。
【2】フタの開閉のしやすさにも気をつけよう
フタは大きく開くタイプのほうが、中身を取り出しやすいので便利です。しかし、大きく開く分だけ、冷気が逃げやすく保冷力が下がりやすい点には気をつけなければいけません。
キャンプ場へ向かう途中で食材を購入するときは、積載した荷物を積み下ろすことなく食材をクーラーボックスに収納できるように、フタが側面にくるようにクーラーボックスを横向きに載せることがあります。そのような場合は、片手でロックを解除できるフタのクーラーボックスが便利です。
【3】水抜き穴の付いているものを選ぶこと
クーラーボックスは使っているうちに食材や保冷剤の周囲の氷が溶けて水が溜まっていきます。さらに、キャンプ場の土埃が入ったり、肉のドリップが付着したりするなど、使用後のクーラーボックスの内部は思ったより汚れているものです。内部に溜まった水を出すためや、使用後に丸洗いするときのためにも水抜き用の栓が付いているクーラーボックスを選ぶとよいでしょう。
その際は、底が傾斜していて水抜きしやすいものを選ぶと、重いクーラーボックスを傾けなくていいので、楽に作業できます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)