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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
災害時や緊急時はもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍する極薄のブランケット、エマージェンシーシート。ソルやモンベルなどから発売されており、1枚持っていれば、どんな時にも活躍してくれる優れものです。この記事では、エマージェンシーシートの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
エマージェンシーシートとは
災害や緊急時に使用することを目的に作られた極薄のブランケットです。ポリエステルやビニール素材にアルミニウムを蒸着(じょうちゃく)させ、輻射熱(ふくしゃねつ)を利用する機能を持たせたシートが多く、遮熱、蓄熱性に優れたシートです。
コンパクトに収納できるため、キャンプや登山の道具として常備しやすいのが特徴です。
エマージェンシーシートの使い方
薄い素材でありながら保温性に優れていて防寒用のシートとして使えるのがエマージェンシーシートです。アウトドアシーンでも役立ちますが、災害時、屋内に避難できないときなどにも使えます。
風を通さないシートなので冬時期の寒い風からも守ってくれます。素材はアルミやポリエステルが使用されており、使い方次第でさまざまなところで役立つ製品です。
エマージェンシーシートの選び方
それでは、エマージェンシーシートの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】たくさんあるタイプから選ぶ
【2】耐久性があると使いやすい
【3】災害時も役立つ使い勝手で選ぶ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】たくさんあるタイプから選ぶ
エマージェンシーシートは、さまざまなタイプが販売されています。体を包み込む製品や敷物にして地面からの冷えをさえぎるものなどです。寝袋としてもつかえる製品まであります。
自分がアウトドアや防災用などの使いたい用途に合わせて特徴をみていきましょう。エマージェンシーシートを購入する参考にしてみてください。
アルミシートタイプは掛けてもくるまってもよい
エマージェンシーシートの中でもコストパフォーマンスがよく、使い勝手のいい製品がアルミシートタイプです。体をくるんでブランケットとして利用したり、冬場にカーペットの下に敷いて断熱材代わりにできます。
薄手にできているので片づけることも携帯するのもカンタンな製品です。100円ショップなどで手に入れられるので確認してみましょう。
厚手タイプは敷物として使いやすい
厚手のタイプのものであれば敷物として使うのがよいでしょう。キャンプなどのときにはテントの底に敷けば地面の固さも感じずにゆったり眠れるでしょう。断熱性のよいところもメリットといえます。
災害時などでもクッション性があるのでどんな場所でも休憩しやすくなるでしょう。サイズにもいろいろあるのでひとりで使うのか家族で使うのかなどの条件を考えて購入してみましょう。
寝袋タイプはキャンプにおすすめ
寝袋タイプのエマージェンシーシートはアウトドアで役立つ製品です。全身を包み込む設計で風を通しにくい材質のため、野外でも暖かく横になることができます。キャンプなどで使うのにおすすめです。
ほかにも災害時などでは車の中などで寝る場合にくるまるだけでスペースも取らないので使いやすいでしょう。片づけもかんたんにできるので車の中に常備しておくとすぐに使えます。
アルミタイプは時期を選ばない
リバーシブルのアルミシートで作られたエマージェンシーシートは季節を選ばず使うことができます。銀色と金色が一緒になった製品が使いやすいでしょう。銀色のシートにして使うと熱の反射する機能があり、熱で温まりにくくなります。
夏場の避暑場所としてシートを利用するとよいでしょう。金色は逆に熱を伝えやすく温めるので、冬場のブランケットなどで利用してください。
【2】耐久性があると使いやすい
薄手のエマージェンシーシートはアウトドアで使うと木に引っ掛けたりして破けたりする可能性があります。そんなときには耐久性のある製品を選んでみましょう。耐久力があればアウトドアのときに地面などにおいてたくさん使うことができます。
材質や厚み、重さなどを合わせて考えたうえで耐久性のあるエマージェンシーシートを購入すれば長い期間使うことができるでしょう。
【3】災害時も役立つ使い勝手で選ぶ
災害の際にも体温の低下を防ぐためにエマージェンシーシートは役立ちます。しかし避難所などではほかにもたくさんの人がおり、音ひとつでトラブルになることもあります。そんなときには音のなりにくい製品を選んでみましょう。
多様性のあるアルミシートのタイプでも音のしにくい製品があるので、使い勝手も考えて購入してみてください。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
多目的な使用法を視野に入れる
エマージェンシーシートと一口にいっても種類は豊富で、ブランケットタイプからシュラフやタープ(日差しや雨を凌ぐ布)としても使えるものと、選択の幅は広いです。災害時など焚き火が出来るのであれば、それらを併用して野営することも可能です。
タープタイプのシートがあると焚き火の熱を効率よく利用することができるうえ、強度があるのでレジャーシートやビニールシートのように使うこともできます。ほかの選び方で紹介した選択肢に加え、野営全般をカバーするように複数のタイプを所持し、最大限快適に過ごせることを目的に選んでください。