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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。

文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。


幅広い世代で楽しめるすごろく。「サイコロを振り出た目の数だけ進んであがりを目指す」というシンプルなルールですが、知育向けから子供向け、大人向けまで、さまざまな商品が販売されています。この記事では、みんなで楽しめるすごろくの選び方とおすすめの商品を紹介します。

ボードゲームおもちゃの決定版!
すごろくの選び方

それでは、すごろくの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つです。

【1】家族みんなで楽しめるシンプルなルールを選ぶ
【2】知育目的なら子どもに学んでほしいジャンルを選ぶ
【3】子どもの対象年齢にあった難易度を選ぶ
【4】子どもの好きなイラストやデザイン、キャラクターものを選ぶ
【5】テーマに興味を持てるかが重要

上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

すごろくゲームは簡単がベスト
【1】家族みんなで楽しめるシンプルなルールを選ぶ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

シンプルなルールなら子どもも大人も遊べる

すごろくは、歴史が古いだけあってとても完成されたゲームです。基本のルールは、サイコロを振って出た目の数だけ進んであがりを目指すというもの。そのルールを基本とし、さまざまなバリエーションのものが生まれ、現在でも多くのゲームのもとになっています。

そうやって生まれた「人生ゲーム」や「モノポリー」のようなゲームは、さすがによくできていておもしろいのです。「すごろくで遊びたい」という場合、この基本ルールに忠実なシンプルなすごろくのほうが、性別や年齢を問わず遊んでいて盛りあがるのではないでしょうか。

ルールがシンプルな分、盤面のデザインや各コマにこめられたアイディアやデザインをじっくり楽しむことができます。ルール説明も必要なくサイコロとコマと盤だけで遊べるすごろくは、すぐに気軽にはじめることができ、みんなで楽しめます。

日本地図など遊びながら勉強にもなる!
【2】知育目的なら子どもに学んでほしいジャンルを選ぶ

出典:Amazon

子どもといっしょにすごろくを楽しむなら、おもしろいだけではなく、学んでほしいテーマで選んでみるといいでしょう。

たとえば、水族館や動物園がテーマとなっているすごろくでは、ゲームを楽しみながら動物の名前や姿かたちをいっしょに学ぶことができます。ほかにも、日本全国や世界一周など、各地の観光地や地名、その土地の魅力や特徴をいっしょに学ぶことができます。

すごろくは遊びながら知育効果も期待できる優秀なボードゲームですね。

幼児・小学生など
【3】子どもの対象年齢にあった難易度を選ぶ

出典:Amazon

ほとんどのすごろくには対象年齢が設定されています。ルールが難しすぎて子どもが理解できないものでは本末転倒です。お子さんの年齢にあった難易度のものを選ぶといいでしょう。

対象年齢は3歳からのすごろくもあり、盤面やマス目が大きく設定されているものもあります。文字や数字、色を覚えたり、サイコロを転がすだけでも小さなお子さんは楽しいものです。

ルールを覚えゲームクリアの時間が早くなってきたら、次のすごろくを買うといいでしょう。子どもの成長にあわせて、最適なすごろくで楽しんでみてください。

人気は今も昔も定番のドラえもん!
【4】子どもの好きなイラストやデザイン、キャラクターものを選ぶ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

興味あるイラストやデザインなら遊びたくなる

すごろくは、江戸時代には浮世絵として売られていたくらいで、盤面自体の美しさやデザインのよさも楽しみの大きな要素です。実際に遊んでいても、盤面のデザインが気に入らないとあまり楽しくないですし、見づらいデザインだとゲームの進行も滞ります。

ドラえもんなどのキャラクターものにしても、きちんとキャラクターの魅力が再現された絵柄でないと、お子さんは楽しめません。絵柄のよさと、ゲームの盤面としてのデザイン性が両立しているものが、すぐれたすごろくの条件といえるでしょう。そもそも好きな絵柄じゃないと遊ぶ気になれないものです。

ゴールまでの過程に意味がある!
【5】テーマに興味を持てるかが重要

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

目的に興味を持てるものを

すごろくは、盤面を使って旅をするようなゲームです。「道中双六(どうちゅうすごろく)」のような、旅をテーマに出発地と到着地が明確でその道中を追体験するといった、目的がはっきりとしたすごろくもたくさん出ています。

「なにを目指すのか」「なにを楽しむのか」というように、旅は目的がはっきりしたほうがおもしろいです。すごろくも同じで、ゴールとそこまでの経緯にきちんと意味があるほうがおもしろく、そのテーマに自分たちが興味をもてるかも重要なポイントになります。

たとえば、学校を卒業して社長になるまでとか、世界の遺跡を旅するなど、すごろくが扱うテーマはさまざまです。それはキャラクターものであっても同じです。目的がはっきりしていて、テーマに興味がもてるすごろくを選びましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)