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【この記事のエキスパート】
Cha Tea 紅茶教室代表:立川 碧
紅茶はワインと同じように産地により香りや味が異なり、楽しむ器の形状によって風味も変化しますが、まだまだ知識の普及が進んでおらず「紅茶」とひとくくりにされてしまうことが多い飲みものです。
飲む紅茶、文化としての紅茶、皆さまが自分好みの紅茶を探すお手伝いが出来れば嬉しいです。
紅茶やお茶を美味しく淹れるために欠かせない「ティーポット」の選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品を紹介します。ハリオ・KINTOのガラスポットや、プレゼントに適したウェッジウッドのかわいい陶器製、おしゃれな北欧風などを厳選。初心者にぴったりの洗いやすい・割れにくい商品も!
おしゃれで使いやすい! 一人暮らしにも
ティーポットの選び方
ここからは、ティーポットの選び方をご紹介します。
ポイントは次のとおり。
【1】素材
【2】形状
【3】容量
【4】洗いやすさ
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】使い方に合う素材を選ぼう
ティーポットに使われるおもな素材には、ガラス製、陶器や磁器、ステンレス製があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
ガラス製|オールシーズン使える
ガラス製のティーポットは温度変化に強く、熱による膨張が少ない耐熱ガラスが使われている商品が主流です。ニオイ移りがしにくいため、お茶以外にコーヒーも淹れられます。ガラス製で見た目にも涼しげな印象を与えることから、氷を入れたアイスティーなどオールシーズン使えるのも魅力です。
ただし、耐熱性にすぐれているものの、強度はそこまで高くありません。また、小さなキズが原因で割れてしまうこともあるため、使用後はキズがつかないようにやわらかいスポンジで洗ってください。
陶器製|軽くて保温性にすぐれている
原料は土の陶器製のティーポットは軽くて厚みがあり、保温性にすぐれているのが特徴です。素地は吸水性が高いため、お茶を長時間入れておくとカビの発生リスクが高まります。そのため、使用後はキレイに洗って乾燥させることが大切です。
使い続けるうちに貫入(表面のヒビ)が出てきますが、それが原因で割れることはありません。釉(うわぐすり)には顔料が含まれており色数も多く、北欧風などデザインも幅広く展開しています。商品によって異なる釉の風合いも楽しみながら、選んでみてください。
磁器製|耐久性が高く見た目がおしゃれ
磁器製のティーポットはガラスを多く含む珪石(けいせき)の割合が陶器より高い土を使用するため、焼成温度も1,300度以上と高温です。しっかり焼くことで硬度は高くなり、表面はつるつるとしたなめらかな状態に仕上がります。商品によっては電子レンジの使用や食洗機での洗浄も可能です。
しかし、熱伝導率が高く冷めやすいため、ウォーマーやティーコゼー(ティーポットカバー)などを使って保温性を高めるといいでしょう。
ステンレス製|熱伝導率が低く冷めにくい
金属製のティーポットには、鉄やステンレス、銅などがあります。なかでもステンレスはサビや衝撃に強く、お手入れや使い勝手のよさからみても魅力的な素材です。
ただし、ステンレスといってもクロムやニッケルなど配合されている素材によって、特性が異なります。ティーポットで選ぶなら、約18%のクロムと約8%のニッケルが含まれる18-8ステンレスを選びましょう。保温性が高く、熱伝導率が低いため、冷めにくい特徴があります。90度以上の熱湯を使用する玄米茶やほうじ茶、紅茶をおいしく淹れることが可能です。
【2】おいしい紅茶を入れられる形状を選ぼう
形状を選ぶ際に注目してほしいのが、ボディーの形と注ぎ口の長さです。
ボディーには、スクエア型や筒型といったさまざまなデザインがあります。ティーポットに直接茶葉を入れて紅茶を抽出させる方は、丸型がおすすめです。丸型はポットのなかで茶葉が対流しやすくジャンピングしやすいため、旨みがよく抽出されると言われています。
注ぎ口は、短いものと長く伸びているものとにタイプが分けられます。短いものは注ぎ口のお手入れもしやすく日常使いに向いています。長いものは注ぐ際のお茶が描くラインが美しく、見栄えがいい点がおすすめです。
【3】ちょうどいい大きさの容量を選ぼう
購入時においては、容量を確認することも大事なポイントです。ひとり分の紅茶の量はおよそ150~170mlです。それを基準にふたり用であれば、300~350ml、3人~4人用であれば400~500ml程度が目安になります。
日常用なのか、それとも数人の来客時用なのか、使うシチュエーションをイメージしたうえでそれに適した容量のティーポットを選んでください。
【4】洗いやすいものを選ぼう
ティーポットが洗いやすいかというのも大事なポイントです。内側茶葉が残ったり、茶渋がついたりしがちなので、内側まできちんと手を入れて洗えるものがベスト。もしくは、柄のついたスポンジなどで奥まで洗いやすいかたちがよいでしょう。
茶渋がついてしまったときに、漂白剤を使ってきれいにしたい方は、漂白剤対応かどうかもあわせてチェックしておくとよいですよ。
紅茶のプロからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
ティーポットは、紅茶を入れる際に欠かせないものです。テーブルウェアーとしてゲストの目にも触れるものでもありますので、そこには実用性と装飾性のバランスを上手にとれることが理想です。
飽きがこないシンプルな白磁のものか、見た目にも美しいデザイン性豊かなティーポットを選ぶのかや、それをどのようなシチュエーションで使いわけるのか、ゲストの人数に合った容量か、インテリアにも合ったものか、などといったことを踏まえながら少しずつそろえていくことで、紅茶生活がさらに豊かになっていくことでしょう。
補足の留意点としてティーポットに直接ティーバッグを入れて抽出させたいという方は、水分を含んで膨らんだティーバッグが取り出しやすい形状かどうか、口径の広さも購入の際には確認してください。
日本のブランドからイギリスのブランドまで!
ティーポットの人気メーカー・ブランドをご紹介!
ティーポットは日本国内や海外のキッチンウェアブランドからも多く展開してます。
紅茶の本場、イギリスのブランドだとWedgwood(ウェッジウッド)やRoyal Doulton(ロイヤルドルトン)などが有名。日本のブランドだと、HARIO(ハリオ)やKINTO(キントー)などが人気です。
人気のブランドからティーポットを選ぶのもおすすめですよ。
HARIO(ハリオ)
HARIOは、日本で初めて耐熱ガラスの開発に成功し、1921年の創業当初から日本で唯一、工場を持っている老舗メーカーです。
大きさや形が異なるガラス製ティーポットはラインナップが豊富。長い歴史から品質にこだわった、製品を取り扱っています。
Wedgwood(ウェッジウッド)
Wedgwoodは、1759年に創業したイギリスの老舗ブランドで日本でも大人気です。世界最大級の陶磁器メーカーの一つでもあり、さまざまなコレクションで多くのファンを魅了しています。
高級食器も多く取り揃えており、どれも洗練されたデザインが魅力的です。
KINTO(キントー)
KINTOは1972年に滋賀県でスタートしたメーカーです。キッチンやインテリア雑貨を取り扱っており、機能性はもちろんシンプルでスタイリッシュなデザインも素敵です。
食洗機や電子レンジ対応をしている商品もあるので実用的で使いやすいのも魅力的。ぜひ、チェックしてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)