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【この記事のエキスパート】
芸術大学教員/DIYアドバイザー:野口 僚
徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工全般と家具製造ノウハウを培いました。
その後東京では業界新業態の体験型DIYショップで店長として勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人にぴったりのDIY用品を提案してきました。
同時にDIYレッスンの企画と講師を行い、日本のDIY文化発展のために努めてきました。
現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、
学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えています。
石膏ボードや塩ビ、革など、幅広い素材を切断できるのが工具用のカッター。DIYでは欠かせない道具となっています。本記事では、工具用カッターの選び方とおすすめの商品をご紹介しています。工具用カッター選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
工具用カッターの選び方
それでは、工具用カッターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】切る素材
【2】刃の大きさ
【3】種類
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】切る素材をチェック
【エキスパートのコメント】
カッターの刃はそれぞれカットする素材に適した形状や材質で作られています。持ち手部分などもカットする素材に合わせて力の入りやすい形状になっているため、正しいカッターを選べばスムーズなカットができるだけでなく、安全に作業できます。
カッターといえば紙を切るイメージが強いですが、今では金属、樹脂、木材、などさまざまな材料を切れるカッターが販売されています。文房具としてだけでなく、DIYや工作用としても使える工具なので、正しく素材に合ったカッターを選びましょう。
【2】刃の大きさをチェック
【エキスパートのコメント】
カッターの刃には薄くて細いものや厚くて太いものなどがあります。薄くて細い刃のカッターは薄い紙や繊細な作業を行いたいときに適しています。通常より角度が鋭利なカッター刃もあり、さらに繊細なカットが可能です。
厚く太い刃のカッターは、ダンボールや厚紙など硬めの紙や木材を切る時に適しています。刃が弛むことなく、しっかりと作業ができるからです。用途に合ったカッター刃を使用すれば、効率的なカットを行えるうえ、カッター刃自体の消耗も抑えられてお得です。
【3】種類をチェック
【エキスパートのコメント】
一般的なカッターには大きく分けると、「ネジ式」と「オートロック式」のふたつがあります。
ネジ式はネジを一度ゆるめてから刃を出し、好みの出し具合でネジを締めて固定できます。力を入れてカットする作業などの際はこのネジ式のタイプが便利です。
オートロック式は親指などで刃の付け根を押すだけでかんたんに刃が出ます。事務作業などの軽作業に向いていて効率がいいですが、力を加えた際に刃が戻ってしまう場合があるので注意が必要です。