ASUSは4月23日(台湾時間)、ゲーミングブランド「ROG」におけるノートPCのラインナップ刷新を発表した。CPUにIntelが発表したばかりのノートPC向け第9世代Coreプロセッサを採用する。ここではASUS JAPANが日本市場向けに投入を予定、または検討中の製品について紹介する。

  • ROGノートPCの春モデル

ROG Mothership

ROG MothershipはASUS JAPANが2019年3月に開催した製品発表会にて、参考展示していたゲーミングPC。キックスタンドを備えた板状のフォームファクタを採用するほか、本体から分離可能なキーボードを備える。

  • ROG Mothership

筐体はアルミニウムマグネシウム合金の削り出し。説明会では「114工程を20時間」かけて製造されるとアピールしていた。

本体を直立した形で設置できるので、外気を取り入れやすく、従来のノートPCと比べて高い冷却性能を持つ。これによって、29.9mmのスリムボディにハイエンドのCPUやGPUを搭載できるという。

参考仕様は、CPUがIntel Core i9-9980HK、メモリが最大64GB、ストレージが3基のSSDによるRAID(容量の記載なし)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2080、ディスプレイが17.3型4K/60Hz、もしくはフルHD/144Hz、OSがWindows 10。

ROG G703

ROG G703は17.3型のゲーミングノートPC。ROG Mothershipが新しいフォームファクタによるハイエンドモデルとするなら、ROG G703はクラムシェルタイプのハイエンドとなる。厚いシャーシを生かして、大型のヒートシンクとファンを採用する。

参考仕様は、CPUがIntel Core i9-9980HK、メモリが最大64GB、ストレージが3基のSSDによるRAID(容量の記載なし)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2080、ディスプレイが17.3型フルHD/144Hz、OSがWindows 10。

Zephyrus S GX701

薄型ゲーミングノートの17.3型モデル「Zephyrus S GX701」も第9世代Coreに刷新。GeForce RTX 2080をOCで駆動可能だが、本体は約18.7mmと非常に薄い。さらに狭額縁仕様で、通常の17.3型モデルよりもコンパクトなフットプリントになっている。

ディスプレイはPANTONEの認証を取得し、正確な色再現が可能だという。また、144Hzの高リフレッシュレートに加えて、3ms(GtoG)の高速応答を実現するほか、G-SYNCをサポートする。なお「GPU switch」という機能から、G-SYNCを有効にした状態と、電力消費を抑えるOptimusモードを切り替えられる。

参考仕様は、CPUがIntel Core i7-9750H、メモリが最大32GB、ストレージがM.2 SSD(容量の記載なし)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2080、ディスプレイが17.3型フルHD/144Hz、OSがWindows 10。

Zephyrus S GX531

「Zephyrus S」の15.6型モデル。本体はさらに薄く、最薄部で約16mmに仕上げた。天板を上げたときに、底面の後方も浮き上がり、通気口となる変形機構「Active Aerodynamic System」により、薄型筐体でもNVIDIA GeForce RTX 2080の搭載が可能だ。ディスプレイは240Hz駆動のものか、HDR対応のものか選択可能だという。

参考仕様は、CPUがIntel Core i7-9750H、メモリが最大24GB、ストレージがM.2 SSD(容量の記載なし)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2080、ディスプレイが15.6型フルHD/240Hz、もしくはフルHD/HDR対応、OSがWindows 10。

ROG Strix G (G531)

ROG Strix G (G531)は、スタンダードなゲーミングノートPC。デザインをあえて控えめとすることで、カフェなどでも溶け込むという。スペックもハイエンドと比べて抑えて、手軽にROGノートPCを体験できるとしている。

参考仕様は、CPUがIntel Core i7-9750H、メモリが最大32GB、ストレージがM.2 SSD or 2.5インチSSHD、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2070 or GTX 16シリーズ、ディスプレイが15.6型 or 17.3型フルHD/144Hz、OSがWindows 10。