養命酒製造は4月24日、働き盛り世代の「胃腸不調」と「疲れ」をテーマとした調査結果を発表した。調査は4月9日~11日、全国の30歳~49歳のビジネスパーソン1,000名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、働き盛り世代である30~40代ビジネスパーソンの29.1%が胃腸不調、49.5%が常に疲れを感じているとのこと。特に、家事・育児・仕事に追われる人が多いであろう30代女性においては、慢性的な疲れに加え胃腸不調でもある割合が57.6%と、他性年代に比べて高かった。
また、胃腸不調の症状がある人は、「体力の低下を感じる」(胃腸不調があり92.4%、なし59.9%)、「体が重いと感じる」(同74.6%、36.7%)、「風邪をひきやすい」(同43.3%、15.7%)、「むくみやすい」(同53.3%、22.0%)、「気分がどんよりしている」(同65.3%、27.6%)という症状が、胃腸不調がない人に比べて非常に高いことがわかった。
次に、胃腸不調や疲れの原因について調査を実施。まず、「後輩や部下から言われると胃腸不調になりそうだと思うセリフ」を教えてもらったところ、TOP3は「これやる意味があるんですか」(21.4%)、「責任とってくださいね」(18.5%)、「教え方下手ですね」(16.8%)という結果に。また、自身の疲れの原因については、「睡眠不足」(38.2%)、「運動不足」(37.7%)、「職場の人間関係」(27.7%)が上位となったほか、7人に1人が「スマホの使いすぎ」(14.9%)を挙げた。
次に、「仕事」に対するやる気を100点満点で採点してもらったところ、平均51.3点という結果に。「0~30点」という低モチベーションの人の割合を見ると、胃腸不調の自覚がある人の方(32.6%)が、ない人(20.7%)よりも11.9ポイントも高かった。このほか、「家事」のやる気の全体平均は47.8点、「遊び」は59.0点、「恋愛(夫婦愛含む)」は46.0点となった。
最後に、「疲れがピークに達するとやってしまうこと」を聞いたところ、「職場で居眠り」(17.1%)が最も多く、次いで「電車で熟睡」(16.1%)、「メールで変換ミスをする」(10.7%)と続き、疲れがピークに達すると睡魔に勝てなくなる人が多いよう。また、メール関連の失敗については、変換ミスのほかにも「メールに添付ファイルを付け忘れる」(6.8%)、「メールの送信先を間違える」(4.0%)という人も。さらに、4位は「仕事の締め切りを忘れる」(6.9%)、6位は「取引相手の名前をど忘れする」(6.1%)となっており、疲れで記憶があいまいになってしまうことも少なくないことが伺える結果となった。