俳優の北村一輝、女優の広末涼子、中山美穂が、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『コンフィデンスマンJP 運勢編』(5月18日21:00~23:10)にゲスト出演することが25日、明らかになった。

  • (左から)広末涼子、北村一輝、中山美穂=フジテレビ提供

映画版の公開翌日に放送される同作。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人は、宇宙に行きたいと切実に願うIT系の会社社長を巧みにだますなど、相変わらずの日々を送っていた。そんな中、ダー子は、新たな詐欺のターゲットとして狙いを定めるのが、北村演じる投資家・阿久津晃だ。

阿久津は投資家とは名ばかりの闇金業者で、違法の賭けポーカーの元締としても暗躍するかなりダークな人物。ダー子から阿久津の名前を聞いたボクちゃんとリチャードは、阿久津が債務者をギャンブル漬けにするなどの卑劣な手口で裏社会でも有名であることから、相手が悪いと反対する。

そんな忠告には耳を貸さないダー子は、なかば強引に五十嵐(小手伸也)、モナコ(織田梨沙)も巻き込み、阿久津の金庫に眠る現金3億円を狙ってさまざまな策略を巡らすが、狡猾(こうかつ)な悪人であるターゲットに返り討ちにあう。負けを認めたくないダー子は再び阿久津にコンゲームを仕掛けるが…。

北村は、今回の脚本に「カラクリといいますか、だまし合いが本当にうまく練られていて、読んでいて飽きないです。すばらしい素材を頂き、演じがいのある役だなという印象で、役者にとっては、お芝居の見せ方をいくつも想像できる脚本でした」と印象を語る。

広末が演じるのは、リチャードと出会うことになる波子。客足もまばらな海辺の中華料理店「みなと食堂」をひとりで切り盛りする波子に客として出会うリチャードは、ある日、波子が地元の実力者・田島(小木茂光)に脅迫に近い形で言い寄られているのを目撃してしまう。

広末は「面白かった! 古沢さんの本のテンポの良さと軽快さに、また楽しませていただきました。今回は、出演していないシーンや共演していない出演者の方も多いので、きっと本当の意味で、視聴者としてオンエアを見られるのがすごく楽しみです」と期待を述べた。

そして、中山が演じるのは、ボクちゃんと出会うことになる若葉。ダー子のもとを離れたボクちゃんは、若葉が社長を務める遺品整理会社「おもかげ」で働き始めると、常に遺族に寄り添う形で遺品整理をする若葉の姿に心を打たれ、家族との縁が薄かった分、若葉のことをまるで母親のように慕う。

中山は「伏線がたくさん張られていて、脚本というよりは読み物として面白かったです。演じることがとても楽しみになる脚本でした」とコメントしている。

  • (左から)小日向文世、長澤まさみ、東出昌大=同

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