俳優の武田真治が、28日に放送されるテレビ朝日系ドラマスペシャル『未解決の女 警視庁文書捜査官~緋色のシグナル~』(21:00~23:05)に出演する。
同作は、女優の波瑠が主演するテレビ朝日系ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(2018年4~6月放送)が、スペシャルとして復活するもの。波瑠演じる体力と柔術には自信のある肉体派熱血刑事・矢代朋と、鈴木京香演じる文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙がタッグを組んで事件を解決していく姿を描き、連ドラ版に続き、大森美香氏が脚本を担当する。
武田は、捜査線上に浮かび上がる東京の最大手ソフトウェア企業「Wテクノス」で、社長秘書をしている男・米須雅人を演じる。社長のボディガードも兼任している米須は、聞き込みにやってきた朋と国木田を門前払いするなど、捜査を撹乱(かくらん)する。
オファーを受けた感想を「本当に光栄に思っております」と語り、「今回の物語は本当に予期しない展開にあふれ、“先が見えないミステリー”としても優れています」と評した。
そして「実は先日現場に行ったら、いきなり殺陣師の方がいて…」と苦笑いし、4対1のアクションシーンが用意されていたことを振り返る。「台本のト書きにも一切書かれていなかったし、殺陣があることも事前にまったく聞かされてなかったんですけどねぇ…(笑)。だから、準備も何もしてなかったし、これはマズいと思って、その場で本当に集中してやったんです。そうしたら、テイク1でOKが出るという、まさかの事態になっちゃって(笑)」と明かした。
「僕としては、できればアクションシーンはカットを割っていただきたいんですけど(笑)。だって、その方が画に迫力が出るじゃないですか。手前でバタバタって何が起きてるか分からないようなカットとかがあった方が…」と言うが、「今回は引きの画で、4人連続で倒すという…。あんなの、ブルース・リーの映画でしか見たことない! しかも、撮影後には拍手まで頂いちゃって…自分でも驚きました」と笑顔を見せていた。
また、武田は好きな文字に「真治の“真”」を挙げ、「ここへ来てようやく、自分に長年課してきたことが評価していただけているな、と感じるんですよ。筋肉トレーニングも誰に言われるでもなく、自分で積み重ねてきたことですし、サックスも自発的に続けてきたら、今ではあちこちから呼んでいただいて演奏できるようになって…」とのこと。
続けて「時間をかけて自分の中で“真(まこと)”を作ると、いつかは周りから評価していただけるんだ、と実感しました」と語っていた。