ラーニングエージェンシーは4月23日、「新入社員のキャリアに対する意識調査」の結果を発表した。調査は4月2日~11日、東京・横浜・名古屋・大阪で開催された同社主催の新入社員研修の受講者5,673名を対象に自記式によるアンケート形式で行われた。

  • 今の会社での勤続意向

    今の会社での勤続意向

はじめに今の会社での勤続意向を調べたところ、「できれば今の会社で働き続けたい」(50.4%)が4年連続で減少し、これに付随して「そのうち転職したい」が前年比1.7%増の18.4%、「フリーランスとして独立したい」が同1.3%増の4.2%という結果に。

今後どのような仕事をしていきたいかを尋ねると、「楽しくてやりがいのある仕事」(67.0%)と「自身の成長につながる仕事」(49.8%)が突出して多く、また、仕事を通して成し遂げたいことでは、「自分を成長させたい」(58.3%)が最多となった。

  • 将来会社でどのような役割を担いたいか

    将来会社でどのような役割を担いたいか

次に、将来会社でどのような役割を担いたいかという質問をしたところ、前年度に引き続き「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」(31.7%)を志望する新入社員が最多に。「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」といういわゆる管理職を目指す新入社員は、24.0%にとどまった。

また、「キャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」(22.3%)や「まだ(キャリアについて)はっきりしていない」(21.3%)が、ここ数年間で増加傾向にあることがわかった。

  • 今後3年間の働き方

    今後3年間の働き方

今後3年間の働き方として、会社での労働時間についての考えを聞いたところ、「定時に帰りたい」(42.3%)が5年連続で増加傾向に。また、「必要であれば休日でも出社すべきかどうか」を尋ねたところ、52.9%が「あまり前向きではないが、必要ならば出社すべきだと思う」が最も多く、2番目に多かった「休日に出社すべきではないと思う」(22.9%)という人は、増加傾向となった。