野村ホールディングスはこのほど、バレーボール女子日本代表チームを率いる中田久美監督出演のドキュメンタリームービー「Unfinished Games -終わりなき挑戦-」を公開した。

  • 「Unfinished Games –終わりなき挑戦-」

    「Unfinished Games -終わりなき挑戦-」

動画では、中田久美氏が当時15歳でバレーボール女子日本代表デビューを果たしてから女子日本代表監督としての現在に至るまで、ターニングポイントとなった試合を自身で振り返り、東京2020オリンピック競技大会にかける想いを伝えている。

  • ターニングポイントとなった4つの試合

    ターニングポイントとなった4つの試合を振り返る

ターニングポイントとなった試合は、「15歳で日本代表デビューを果たし、世界と戦う決意をした1980年中国戦」、「メダルに手が届かず大きな挫折を味わった、ソウル1988オリンピックのペルー戦」、「怪我を押して出場するも敗れ引退を決意した、バルセロナ1992オリンピックのブラジル戦」、そして「監督として初めてブラジルに勝利した、2017年日本代表の試合」の4つ。

かつて「東洋の魔女」と呼ばれたバレーボール女子日本代表は、東京1964オリンピックで金メダルを獲得してから、メキシコ1968オリンピックとミュンヘン1972オリンピックで銀メダル、続くモントリオール1976オリンピックでは再び金メダルを獲得。4大会連続でメダルを獲得するという華々しい歴史に彩られていた。

そのため、当時のバレーボール女子日本代表チームは、金メダルを目指すべき目標として掲げられ、国民からも大きな期待がかけられていたという。

しかしながら、ロサンゼルス1984オリンピックの銅メダルを境に長きにわたる低迷期に入り、ロンドン2012オリンピックで銅メダルを獲得するまで、実に28年間もメダルから遠ざかってしまう。そのような環境の中、2017年5月に女子日本代表監督に就任した中田久美氏は、東京2020オリンピックでのメダル獲得を目指している。