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【この記事のエキスパート】
山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎
1970年宮城県仙台市出身。高校山岳部で山歩きを始め、早稲田大学卒業後は出版社に勤務。
その後、フリーランスのライターに。著書に『山道具 選び方、使い方』(枻出版社)、『テント泊登山の基本』(山と渓谷社)などがあり、近年はテレビ番組やイベントへの出演も増えている。また、アウトドアメーカー各社とのコラボレーションを行なう自身のブランド「SCREES」を立ち上げ、製品開発にも取り組んでいる。
水分補給に活躍する「水筒」。幼稚園や小学校での運動会、遠足にも必要です。子ども用の水筒は、直飲みやストロー、コップ、2WAYタイプなどの飲み口がさまざまで迷ってしまいます。そこで、アウトドアライターの高橋庄太郎さんに取材をし、子ども用水筒の選び方とおすすめの商品を紹介します。
直飲み、コップ飲み、ストロータイプも
子供用水筒の特徴
子供用の水筒は、一般的な1L以上の大容量サイズではなくほとんどの商品が400~600mlくらいの小さめサイズの水筒になります。子供が大好きな人気キャラクターのデザインや、幼稚園や保育園でも使えるような名前が書けるネームプレート付き、他にも肩から掛けられるストラップ付など、子供が持ち運びしやすいような工夫がされている商品が多いのも特徴です。
定番の直飲み、コップ飲みタイプのほかに、未就学の子どもでも飲みやすいように、ストロータイプの水筒も多くあるので、子供が使いやすいものを選びやすいですよね。使用シーンや子供の年齢に合わせて適切な子供用水筒を選びましょう。
直飲みできるステンレスが人気!
子ども用水筒の選び方
アウトドアライターの高橋庄太郎さんに取材をして、子ども用水筒の選び方のポイントを教えていただきました。飲み口や容量をよくチェックすることが大切です。ぜひ子ども用水筒選びの参考にしてください。
プラスチックやステンレスなど
年齢に合わせて材質を選ぶ
子ども用水筒には、おもにプラスチック製とステンレス製があります。実際に取り扱う子どもの年齢に合わせた材質のものを選びましょう。
未就学児はあつかいやすい「プラスチック製」
小学校入学前の子ども用水筒は、軽くてあつかいやすいプラスチック製が向いています。デザインも豊富にあるので、子どもが好きなキャラクターやモチーフのものも見つかりやすいです。
一方、ステンレス製に比べると保温や保冷性が劣り、壊れやすいのがデメリットです。手ごろな価格のものが多いので、子どもの成長にあわせて買い替えていくのがよいでしょう。
小学生以降なら保冷・保温ができる「ステンレス製」も
小学生以降になると、保温や保冷性の高いステンレス製も選択肢に入ります。飲みものの温度を長い間キープできるだけでなく、プラスチック製よりも丈夫なため、長く使える水筒を探しているときにもぴったりです。
ただし、ステンレス製はプラスチック製よりも重さがあります。子どもの年齢にあわせて持ち運びできる容量のものを選びましょう。
【エキスパートのコメント】
大人よりも体温調節が苦手な子どもには、飲み物の温度を長く維持して持ち運べる保温/保冷ボトルもおすすめです。
しかし、この手のボトルは断熱性を高めるために、ボトルの壁を二重にしてキャップを深くねじ込むデザインにしなければならず、どうしてもボトルが重くなってしまいます。
水分補給のためならばシンプルな構造の水筒のほうが軽量で、使用する子どもの体力を損ないません。できれば保温/保冷ができる水筒と、一般的な水筒を使い分けるとよいでしょう。
直飲みやストロー、コップタイプなど
飲み口の形状で選ぶ
子ども用水筒は、直飲み、ストロー、コップと飲み口の形状が異なります。使用する子どもやシーンに応じた飲み口の形状のものを選びましょう。
ペットボトル飲みができるなら「直飲みタイプ」
ペットボトル飲みができる年齢の子どもなら、直飲みタイプの子ども用水筒が向いています。そのまま飲めるのですぐ水分補給ができます。ワンタッチで開くものならより便利です。パーツも少ないため、お手入れもしやすいです。
一方、傾けると中身が出てしまうのと、何度も口をつけるので衛生面が気になるデメリットがあります。年齢の低い子どもの取り扱いには向いていません。
小さい子どもも飲みやすい「ストロータイプ」
【エキスパートのコメント】
大人と子どもの大きな違いは、体の大きさです。この点から子ども用の水筒を考えると、重要ポイントとなるのが「飲み口」のサイズです。
この部分が大きいと子どもの小さな口から飲み水がこぼれてしまいます。ただキャップを開いて飲むシンプルなタイプよりも、子どもがくわえやすいストローのような細い飲み口になっているものを選びましょう。
ただ、細いタイプの飲み口は水筒の外に出っ張っているデザインのものが多く、汚れやすいのが難点です。飲み口に汚れ防止のカバーがついているものが適しています。カバーがわりにカップがついているものもあり、便利に使えます。
ストロータイプなら傾けても中身が出ないため、小さい子どもも扱いやすいです。ストローに汚れがたまりやすいデメリットがあるので、ストローを洗浄するグッズや予備のストローを準備しておきましょう。
いろいろなシーンで使える「コップタイプ」
水筒の中身を付属のコップにそそいで飲むコップタイプは、いろいろな使い方ができます。直飲みができない、ストローでは食べものが水筒のなかに入ってしまう子どもの場合、コップ飲みなら衛生的に飲めます。
ただし、中身をコップにそそぐので小さい子どもの場合大人がやってあげなければいけません。自分で飲める年齢の子どもがすぐに飲みたいときにも、そそぐひと手間があります。直飲みとコップ飲み2wayのものもあるので、シーンに応じて使い分けましょう。
小さめだと子供が持ちやすい
子どもにあったサイズと形を選ぶ
【エキスパートのコメント】
子どもの手は大人よりも小さく、握力も強くはありません。そんな手でも握りやすいものは、ボトルが細身のタイプです。特にどこかにくぼみがついているデザインは指へのかかりがよく、滑り落とすことが少なくなります。
また、キャップに指をかけられるループがあるものも子どもの手には適しています。水筒に入れられる水の量はボトルによって変わりますが、大きいものほど重くなり、子どもには持ちにくくなります。子どもの年齢をひとつの目安にセレクトする容量に見当をつけましょう。
2~3歳の小さな子どもなら0.3L前後がよく、子どもが幼稚園や保育園に入り、それでは足りないようになったら大きめのものに買い直します。
小学生以上になると500ml以上、学童保育やスポーツをしている場合は800ml以上の水筒を選ぶ場合もあります。
カバーやストラップなど
持ち運びに便利な付属品をチェック
水筒は中身を入れると重くなります。子どもが持ち運びしやすいように肩紐やカバーがついているものを選ぶと便利です。肩にかけて持ち運ぶと、飲みたいときにすぐ飲めるのもメリット。カバーがあれば水筒を傷や破損から守ってくれます。
肩紐はシーンによって外したほうがよいことがあるので、取り外しできるタイプを選びましょう。カバーは丸洗いできるとお手入れが楽です。
サーモスやスケーター、象印の特徴は?
子供用水筒のおすすめメーカー
子ども用水筒はいろいろなメーカーから発売されています。どの水筒を購入するか迷ったときには、メーカーで選ぶのもひとつの選択肢です。メーカーごとの特徴を解説します。
保温・保冷などの機能性で選ぶなら「サーモス」
大人用のステンレス水筒や調理器などを製造販売するメーカーがサーモスです。子ども用水筒も大人用と同じくステンレス製がそろっています。ストロータイプも保冷、直飲みタイプなら保温保冷機能がついています。
子どもの年齢や水筒を使用するシーンに応じて選べる、機能性の高い子ども用水筒が豊富にラインナップされています。長く使える子ども用水筒を探しているときにも向いています。
キャラクターをはじめいろいろなデザインがそろう「スケーター」
水筒のほか、お弁当グッズやキッチン用品を手掛けるメーカー、スケーターからは豊富な種類の子ども用水筒が発売されています。漫画やアニメなどのキャラクターを使用したデザインも多く、子どもがよろこぶデザインのものが見つかりやすいです。
小さい子どもも持ちやすい小さなストローボトルや、軽くて扱いやすいプラスチック製からステンレス製まで、手にしやすい価格の子ども用水筒がそろっています。
機能性とお手入れのバランスがよい「象印」
魔法瓶メーカーとして知られている象印は、ステンレス製の子ども用水筒も発売しています。スポーツメーカーデザインで保冷力の高いスポーツモデルや、軽量コンパクトでかばんなどに入れられるモデルなど、用途にあわせたいろいろなモデルが発売されています。
シンプルなデザインも多く、高学年以降の子ども用水筒を探しているときにもぴったり。広口ボトルで洗いやすい、ボトル用の洗浄剤も発売しているなど、お手入れしやすい工夫もあります。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)