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【この記事のエキスパート】
フランスチーズ鑑評騎士:山田 好美
ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」チーズ&ワイン講師。
英仏語講師歴20年以上。語学留学以来フランスのチーズとワインの魅力の虜となり以降ワインとチーズの資格を取得し ワイン&チーズ講師としても活動を続けています。近年は国内の生産者の動向にも注目し応援しています。
パスタやサラダに合わせてもおいしいモッツァレラチーズ。この記事では、フランスチーズ鑑評騎士の山田好美さんと編集部がモッツァレラチーズの選び方、おすすめ商品をご紹介。人気のブッラータチーズや冷凍モッツァレラもセレクトしているので、ぜひチェックしてみてください。
どんなチーズ?
モッツァレラチーズとは
モッツァレラチーズとは、白く丸いボールのようなかたちをした美味しいチーズです。モッツァレラの意味は、イタリア語で「引きちぎる」という意味で、カードと呼ばれる固まった乳をお湯で練りあげて、引きちぎるようにしてつくります。
クセがなく、ミルクの甘さとほのかな酸味が感じられ、加熱するとよく伸びるのが特徴で、モッツァレラチーズを使った料理にはマルゲリータピッツァやカプレーゼなどがあります。
モッツァレラチーズには、タンパク質やカルシウムが含まれているのもポイント。チーズのなかでは高タンパク低カロリーなので、チーズの脂肪分やカロリーが気になるダイエット中の人にもぴったりです。もちろん食べ過ぎには注意しましょう。
レシピサイトにはモッツァレラチーズのレシピも投稿されているので、自家製生モッツァレラチーズつくりにチャレンジしてみるのもおもしろいです。
美容やダイエットにもおすすめ
モッツァレラチーズはチーズの中でもカロリーが低く、糖質も少ないといわれています。栄養価も高いのでダイエットする人におすすめの食材です。カルシウムやたんぱく質、ビタミンも摂取できるのでお肌などにもよい食べ物です。
サラダやオリーブオイルなどと合わせて食べるとヘルシーでもあり、おなかも満たしてくれます。
フランスチーズ鑑評騎士に聞く
モッツァレラチーズの選び方
フレッシュチーズに分類されるモッツァレラチーズ。作りたてですぐに食べることができるチーズになります。ポイントは下記。
【1】産地別の味の違い
【2】原材料
【3】チーズの形
【4】サラダに使うなら「冷凍」は避ける
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】産地別の味の違いで選ぶ
イタリア産のものが知られていますが、国産の商品もあります。値段のほかに味にも違いがあるので、好みに合うモッツアレラチーズを選びましょう。
国産|フレッシュな状態で購入できる
酪農な盛んな北海道で国産のモッツァレラチーズは多く作られています。牛の種類や飼い方によっても原材料の牛乳の味もかわるので、その違いも含んだモッツァレラチーズを楽しんでみるのがおすすめです。
国産ということもあり、フレッシュな状態で食べられることもポイントといえます。新鮮な商品を食べたいときには国産の製品を選ぶとよいでしょう。
イタリア産|濃厚な口当たり
つづいてご紹介するのは本場の味であるイタリア産のモッツァレラチーズ。濃厚な口当たりが特徴です。味わいはまろやかで舌にうまさが絡みつきます。
マルゲリータなどのピザのチーズとして、またはシンプルにレタスなどと一緒にサラダにして食べるのがよいでしょう。
デンマーク産|四角など珍しい形がある
日本国内ではあまり目にしないのが、デンマークで作られたモッツァレラチーズです。イタリア産のもとはちがい、刻まれたものや、豆腐のように四角い形状のものもあります。すこし硬めで食べごたえがあります。
熱を加えると溶けやすく、ほかの産地よりもチーズのクセがすくないので煮込み料理の隠し味などに使うのもよいでしょう。
【2】原材料で選ぶ
本場イタリアでは水牛製のモッツァレラが主流。水牛製と牛乳製では見た目の色合いが違い、また乳脂肪分が水牛のほうが濃厚なので味わいにも違いがあります。好みに近いものを選んでくださいね。
水牛のモッツァレラ|濃厚な味わい
水牛(バッファロー)の乳には牛乳よりも脂肪分が多く含まれているため、水牛の乳を使ってつくったモッツァレラチーズも濃厚な味わいになります。水牛の乳を使ってつくったモッツァレラには「ブッファラ(ブーファラ)」と名前がついているものが多いです。
水牛は育てるのがむずかしく、乳量も牛より少ないため、モッツァレラチーズの本場・イタリアでも生産量が少なくなってきています。
牛乳でつくったモッツァレラにはないミルキーな味わいを堪能したい人は、「モッツァレラ・ディ・ブッファラ(ブーファラ)」と書いてあるものを選びましょう。
牛の生乳製モッツァレラ|クセのないあっさりとした味わい
牛乳でつくったモッツァレラは、水牛の乳でつくったものよりもあっさりとした味になります。
成城石井や業務スーパーなどの食料品店でも広く売られていて価格も手ごろ。クセがなく、淡白な味わいなので、チーズが苦手な人でも食べやすいでしょう。
【3】チーズの形で選ぶ
モッツァレラチーズを選ぶときは、用途に合ったかたちのものを選びましょう。
丸形|生でそのまま食べたい方に
丸いボールのようなかたちのモッツァレラチーズは、そのまま食べるのに適しています。やわらかい食感は、カプレーゼやサラダ用チーズなどにぴったりです。大きなものから、「ボッコンチーニ(チェリーモッツァレラ)」と呼ばれるひと口サイズものまで、いろいろなサイズのものが売られています。使うときは水切りをして薄く切るのが一般的です。
ただし、薄い塩水につけて売られているモッツァレラチーズは、日持ちがしません。傷みやすく、味も変わりやすいので、購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。
シュレッド・固形タイプ|加熱調理向き
ピザやグラタンなどにのせるときは、シュレッドタイプまたは固形タイプのモッツァレラチーズを選びましょう。シュレッドタイプは、ピザ用チーズのように小さな短冊状にカットされたタイプです。
好きな量だけ使いたいときは、シュレッドタイプを選びましょう。開封後はカビが生えやすいので、冷凍庫で保存してください。
固形タイプは、2~3kg単位で売られていることが多く、必要な分だけカットして使います。
固形タイプは、加熱するとよく伸びます。チーズタッカルビやチーズオムレツなどチーズをたっぷり使う料理にぴったりです。切り方を変えることでさまざまな使い方ができます。冷凍保存もできますが、味は落ちてしまうので、新鮮なうちに数人でシェアするとよいでしょう。
【4】サラダに使うなら「冷凍」は避ける
モッツァレラチーズはそのままでも調理に使ってもおいしくなる万能な食材ですが、サラダに使うときにはひとつポイントがあります。それは冷凍されているものか否かです。外国産のものは冷凍品が多くなります。
冷凍によって風味が変わってしまうようなことはありませんが、サラダに使う場合、解凍後の食感などが変わってしまうことがあります。つるんとした食感がよい人は確認しましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)