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【この記事のエキスパート】
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター:瀧本 真奈美
株式会社クラシングR 代表取締役
化粧品会社勤務、看護師を経て転職。
整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。
出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。
専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。
SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。
万が一に備えてもっておきたいファーストエイドキット。普段使いに便利なもの、キャンプや登山といったアウトドア、災害時に対応したアイテムなど種類は豊富です。この記事では、ファーストエイドキットの選び方のポイントやおすすめ商品をご紹介します。
ファーストエイドキットとは
ファーストエイドとは応急処置という意味。ファーストエイドキットは、アウトドアや災害時におけるケガや病気の応急処置セットのことで、エマージェンシーキットと呼ばれることもあります。
キャンプやハイキング、軽登山、トレランといったアウトドアや、突然起こる災害時には、いつどんなケガや体調不良に見舞われるかわかりません。すぐには病院に行けないこともあります。そんなときに応急処置ができる、携帯しやすい救急道具を詰め合わせたものが「ファーストエイドキット」です。
使うシーンや人によって必要な救急道具は違います。アイテムがそろったファーストエイドキットを基準として、そのほかに自分に必要な救急用品を追加するのもおすすめです。
ファーストエイドキットの中身
ファーストエイドキットのセットに入れるものはなにがあるかを確認しましょう。災害用や、登山・トレラン(トレイルランニング)・キャンプなどのアウトドアなど、目的別に必要なものが入っているか、自分や家族にとって必要なものが入っているかを確認し、足りないものがあれば別途用意して対応します。
また、取扱説明書があると、どのような状況のときにどう使うべきかわかるので◎。もし入ってなければ、事前に使い方を覚えておきましょう。
傷のケアができる「消毒液・絆創膏」
アウトドアシーンでは、いつの間にか切り傷や擦り傷ができていることも。傷口を清潔にできる消毒液や絆創膏は、ファーストエイドキットの必須アイテムといえます。絆創膏は防水タイプがおすすめです。
用途が広い「滅菌ガーゼ」
滅菌処理された清潔なガーゼは、絆創膏では対応できないような、大きな傷口をおおうことができます。重ねれば打ち身を保護することができ、マスクのあて布代わりになるなど、いろいろ使えて便利です。
テーピングと兼用できる「固定用包帯」
厚手で伸縮性のある生地を使った固定用包帯は、ひとつもっておくと便利。患部の固定・圧迫にすぐれているので、関節を固定しやすく、テーピングの代用にもなります。テーピングと違って繰り返し使えます。
いろいろな場面で活躍する万能な「ハサミ」
テープやガーゼ、絆創膏といった救急グッズを、傷口に合わせて切るのに重宝するハサミ。傷口をおおっている衣服を切って処置しやすくしたり、タオルを切って包帯や三角巾代わりにするなど、ハサミは便利に使えます。
止血・患部固定に使える「三角巾」
三角巾は、骨折や捻挫(ねんざ)をした患部の固定や、出血した部位を圧迫して止血、傷口の保護など、さまざまな処置に使えます。腕を吊るしたり、足首を固定したり、頭部をおおったり、添え木をしばりつけたりと使用法は多彩です。あわせて止血剤もあるとよいでしょう。
アウトドアにおすすめの「とげ抜き」
キャンプやハイキング、山登りといったアウトドアでは、木のとげが刺さることもめずらしくないため、とげ抜きや毛抜きは必需品です。早めにとげを抜いて傷口を消毒し、化膿を防ぎましょう。爪をケガすることもあるため、爪切りももっていると便利です。
感染症対策に「ビニール袋・ゴム手袋」
応急処置で気をつけなければならないのが感染症です。処置をする際に薄手のゴム手袋をつけていれば、リスクが低減されます。また、処置で使ったガーゼやティッシュなどのゴミも、ビニール袋にまとめましょう。
毒抜きに使える「ポイズンリムーバー」
アウトドアでは、蜂やアブ、ブヨ、蛇などの被害にあうこともあります。ポイズンリムーバーは、虫や蛇の毒素が体内に入ったときに毒素を吸い出す道具。毒が回らないうちに迅速に処置をすることが重要です。
暗い場所でも応急処置ができる「懐中電灯」
アウトドアシーンや災害時は、照明がない暗所で応急処置をする可能性もあります。なので、患部を照らせる懐中電灯は必需品です。持ち運びしやすい小型・軽量タイプで、明るく照らせるLED懐中電灯がおすすめです。
SOSを呼ぶときに活躍する「防災用ホイッスル」
山岳遭難や災害時に、大きな音を出してSOSを発信するのが防災用ホイッスルです。大きな声を出そうとすると体力もかなり使いますが、防災用ホイッスルなら発声ほどの体力を使うことなく大きな音が出せます。
寒さ対策になる「エマージェンシーシート」
アウトドアシーンや災害での避難時は、体温が下がりすぎないよう気をつけなければなりません。保温性のある極薄素材のエマージェンシーシートは、寒さ対策としてぜひもっておきたいアイテムです。
飲み慣れた「内服薬」
いつもと違う環境で体調を崩してしまうことも考えられるので、鎮痛剤や胃薬、抗生物質などの内服薬をもっていると助かります。ふだん使って効き目を感じている市販の内服薬や軟膏、持病の薬なども追加しておきましょう。
ファーストエイドキットの選び方
急なケガの応急処置に便利な「ファーストエイドキット」。自宅に常備しておいたり、登山やキャンプなどのアウトドアに持ち運んだり、いざというときに役に立ちます。この記事では、ファーストエイドキットの選び方をご紹介します。どんなシーンで使うか、自分や家族に必要なものはなにかを想像しながら選んでみてくださいね。ポイントは下記の4つ。
【1】ケースの大きさ・形状
【2】防水ケースの有無
【3】セットの内容
【4】デザインが目立つかどうか
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ケースの大きさ・形状をチェック
ファーストエイドキットのケースには、いくつかの形状があります。それぞれ大きさも違うので、それぞれの特徴をつかんで選びましょう。
コンパクト収納できる「ポーチタイプ」
マチがなく小ぶりなポーチタイプは容量が限られますが、その分軽量でかさばらないので、持ち歩きやすく便利です。
カバンのなかで邪魔になることが少ないため、アウトドアはもちろん、日常生活でもファーストエイドキットを持ち歩きたいという場合にも適しています。仕切りやポケットがついたポーチは、中身が整理しやすくておすすめです。
丈夫な「ケースタイプ」
しっかりしたボックス型のケースタイプは、外からの衝撃を受けにくいという特徴があります。カバンのなかでほかの荷物にぶつかったり、揺れや落下などの衝撃が加わったりしても、中身を守りやすいです。
また、ファスナーがコの字型についているものが多いので、大きく開けて中身を確認しやすく、目的のものを素早く取り出せるのも魅力です。
すぐに取り出せる「バッグタイプ」
単独のバッグとして、ほかの荷物とは別に、持ち運びができるバッグタイプ。焦ってしまいがちな緊急時でも、大きなカバンのなかから探し出すという手間がなく、すぐに必要な道具を取り出すことができます。
ショルダータイプや手さげタイプのバッグ、ウエストポーチといった形状のほか、リュックに取り付けられるタイプもあるので、持ちやすさや好みで選びましょう。防災グッズとして備えておくのにもおすすめです。
【2】防水ケースの有無をチェック
海や川といった水辺でのキャンプやマリンスポーツなどは、荷物が水に濡れてしまうことも考えられます。屋外では、急な雨で荷物が濡れることもあるでしょう。
ファーストエイドキットの中身は、切り傷や擦り傷などの傷口に直接ふれるものも多いため、清潔さをたもつ必要があります。そのため、水が内部に入らない、防水性のある素材のケースがおすすめです。仮に、防水性が弱いケースである場合は、中身をジップロックに入れておくのも◎。
【3】セットの内容をチェック
すでに紹介したファーストエイドキットの中身を参考に、必要なものがそろっているかセット内容をチェック。商品によって、入っているものや数が異なるので内容量を確認しましょう。
災害に備えて、日常生活に役立つものを入れておきたいのか、登山やキャンプ、釣りなどのアウトドア用に用意したいのかなど、目的によってもセット内容が変わってきます。考えられる使用シーンによって選びましょう。
【4】デザインが目立つかどうかチェック
ファーストエイドキットのケースは、パッと見て救急用のポーチだとわかるものもあれば、一見普通のポーチのようにおしゃれなデザインのものもあり、商品によって見た目がまったく違います。
デザインにこだわりがないのであれば、いざというときに見つけやすいよう目立つデザインのケースを選ぶといいでしょう。とくに赤色のケースは、救急用だとわかりやすく目立つ色なので、おすすめです。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
ファーストエイドキットの選び方は、色の面でも、本当に人それぞれだと思います。どこに置いていてもパッと視界に入って、緊急時にすぐ手に取れる鮮やかな色か、部屋になじむようなシンプルなカラーか。どちらを優先させるのか、充分に考えて選びましょう。
また、中身を見せないスッキリしたデザインがいいのか、それとも開ける前からおおよそ中身の位置がわかる透明の方がいいのか。デザインの好みや選び方も人それぞれ。大切にしたい部分はなにかを考えてみてください。