久光製薬は4月21日、創業170周年記念事業の一環として完成した佐賀県鳥栖市の「久光製薬ミュージアム」の内覧会およびオープニング・レセプションを開催した。当日はテレビ局5社、新聞社2社が取材に訪れ、関係者ら約140人が参加した。
久光製薬ミュージアムは久光製薬の創業来の歴史を紹介するもので、基本デザインはイタリアを代表する彫刻家であるチェッコ・ボナノッテ氏が手掛けた。
また、このミュージアムは意匠性の高い基本デザインを変えることなく環境にも配慮しており、九州では2番目、佐賀県では初となる建築物省エネルギー性能表示制度の最高ランク「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)」の承認を取得しており、省エネルギーと創エネルギーに優れた施設となっている。
レセプションでは久光製薬の中冨一榮社長が挨拶を行い、「歴史に残るものを作り上げて、地域とのコミュニケーションや、鳥栖から世界へ羽ばたけるような情報を提供してきたいという思いでこの建物を作っていただいた」とコメント。さらにデザインを手掛けたチェッコ・ボナノッテ氏からのメッセージが紹介された。
続いてテープカットが行われ、久光製薬の中冨博隆会長、佐賀県の池田英雄副知事、佐賀銀行の坂井秀明頭取、佐賀新聞の中尾清一郎代表取締役社長が登壇し、完成を祝った。