コンビニエンスストアで面識のない女性に暴行したとして逮捕されたダンス&ボーカルグループ・AAAのリーダー浦田直也が21日に釈放され、都内で同日20時から謝罪会見を開いた。浦田は当面の間は活動を自粛。事務所が近く処分を下すという。
浦田は金髪を黒髪に染め、黒スーツにネクタイ、黒メガネで登場。「この度は、私のあってはならない行動により、被害者の方へ大変なご迷惑をお掛けしたことを心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げ、「自分の立場があるのに、泥酔し、記憶をなくすまで飲み、あってはならない行動をしたことを本当に心から反省し、心からお詫び申し上げます。申し訳ございません」と謝罪。
さらに、「ファンのみなさま、そしてAAAのメンバー、関係者のみなさま、家族。本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございません」「私、浦田直也はすべての活動を自粛し、みなさまに謝罪の気持ちを重ねていきたいと思っております。それが今取るべき行動だと思っております。本当に被害者の方へ心より、お詫び申し上げます。申し訳ございません」と何度も頭を下げた。
当日の状況については、「友人と何人かで食事から始めて、楽しい時間のはずだったんですけど、どんどん飲み過ぎてしまって。最後の方には記憶をなくしてしまって」と説明。18日19時から19日4時まで「かなりの量」の酒を飲み、2時から4時あたりの記憶が全くなく、19日5時ごろに女性に暴力をふるったことや事件を起こしたコンビニの場所についても覚えていないという。
逮捕時を「翌日の朝に警察の方が来て、『こういう行動があったのは分かるか』と言われたので、正直に『記憶にありません』『酔っていたので分かりません』とお答えしました」と思い返し、「正直、最初は『何のことを言われているんだろう。何をやってしまったんだろう。お酒を飲んで楽しい時間を過ごしただけだったはずなのに、どうしていつの間にかこんなことになっているんだろう』と自分でも分からなくなるくらい。そういう状態でした」。
記者から、飲みの誘いを断れたことで暴力をふるったのかと問われ、「何も覚えていないので、何があったのか、何をしゃべったのか、何をしてしまったのかは自分の記憶には残っていない状態です」「断片的にもどうやって帰ったかも覚えていないです」と答え、逃げる女性を追いかけてエレベーター内で蹴りつけたとも一部で報じられているが、「お店を出る2時間ぐらい前から記憶がないので。そこのところも聞いてないですし、僕の記憶もないので、そこは分からないです」「分からない自分が悔しい。こんな情けない大人になってしまって本当に情けない」と悔しさをにじませた。
「もう正直、一切飲まないです。絶対に飲むつもりもなければ、飲みたいとも思わないです」と今後は断酒する意向。酔って女性に声をかけたことはこれまでなく、「なかなかそういうことをするタイプではないので」と否定し、ナンパも「したことないです」。女性に手をあげたことがあるのかについては、「ないです」と即答した。
また、引退の可能性については、「無期限とかは考えていなくて、今の気持ちが活動を自粛したいという気持ちなので、まだそこまでは会社とも話せていないので、これからどういう形でみなさまにしっかり謝罪の気持ちが伝えられるか、考えていきたい」「今はまだそこまでの気持ちでは。そういう気持ちを考えるまでの余裕がないです」と明確な回答を避けた。
事件の記憶がないことを繰り返し訴えた浦田。メンバーへの謝罪はこれからで、「許してくれないと思います。自分がしてしまった、ありえない行動なので。簡単に許してくれとは言えないですし、きっとメンバーも一緒にこれだけ長くやってきて、メンバーの一人がそういう行動をとったことを許してはいけないと思っていると思います。申し訳ない気持ちで……メンバーにもちゃんと謝罪はしたいと思います」と語っていた。