ASUSの「ASUS ZenScreen GO MB16AP」(以下、MB16AP)は、15.6型フルHDのモバイル液晶ディスプレイです。薄く軽く作られていてバッテリも内蔵。ノートPCを持って出張に行くときや、オフィスや家に1つ置いておく増設ディスプレイとして活躍しそうです。そんな「MB16AP」の魅力をお伝えします。
■試用機の主な仕様
[製品名] ASUS ZenScreen GO MB16AP [パネルサイズ] 15.6型ワイド、[最大解像度] 1,920×1,080ドット [輝度] 220cd/平方メートル [コントラスト比] 800:1 [視野角] 水平178度 / 垂直178度 [応答速度] 5ms(GTG) [リフレッシュレート] 最大60KHz [映像入力インタフェース] USB Type-C(Displayport Alternate Mode) [本体サイズ/重さ] W359.7×D8×H226.4mm/0.86kg [ASUS Store価格] 39,800円(税別、2019年4月時点)
MB16APの画面サイズは15.6インチ。モバイル液晶ディスプレイとしては大型の部類です。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、液晶面は光沢(グレア)で表示も鮮やかです。ただ映り込みはけっこうあって、気になるかもしれません。個人的にはノングレアモデルが欲しいところ。
液晶パネルはIPSなので、斜めから見ても色味の変化はほとんどありません。ただ反射の関係か、若干輝度が落ちるように感じます。液晶面の保護素材はアクリルのようです。ガラスと違って割れる心配はありませんが、傷には注意。触ったときの指紋も目立ちやすいので、フィルムを貼って使うのもよいでしょう。
MB16APの映像入力インタフェースはUSB Type-Cで、電源入力も兼ねます。PC側に、Displayport Alternate Modeに対応したUSB Type-Cポートがあれば(USB Type-Cが映像出力に対応していれば)、接続するだけで外部ディスプレイとして機能します。ドライバも必要ありません。
PCにUSB Type-Cポートがない場合や、あってもDisplayport Alternate Modeに対応していない場合は、ディスプレイドライバ「DisplayLinkManager」をインストールする必要があります。これはASUSのホームページからダウンロードできます。
PCに「DisplayLinkManager」をインストールすると、PC側のUSB Type-AからMB16APに接続しても、外部ディスプレイとして機能します。MB16APには「USB Type-C - USB Type-A変換アダプタ」も付属します。試用した環境でも、問題なく映像が表示されました。
スマートケースで縦横自在の柔軟設置
MB16APは、本体だけではただの「板」なので、そのままでは自立しません。付属のボールペンをスタンド代わりにするか、または同じく付属の折りたたみ式スマートケースを使うことで、自立させられます。
このスマートケースには磁石が仕込まれており、MB16AP本体にくっつけてケース&スタンドになります。磁力でくっつくだけなので、脱着も簡単。磁力もそこそこ強いようで、不意に外れてしまうようなことはないでしょう。