京都鉄道博物館は19日、JR西日本の営業線とつながった引込線を活用した現役車両の展示として、「サロンカーなにわ」を5月16~20日に特別展示すると発表した。
「サロンカーなにわ」は1983(昭和58)年、14系客車の改造により登場した欧風客車。展望室やラウンジを備えた車内設備が特徴で、おもに団体列車などで活躍している。お召し列車(天皇皇后両陛下がご乗車になる列車)として使用されたこともある。
特別展示は5月16日から開催される企画展「鉄路を翔けた鳳凰 ~お召列車と貴賓室~」と連動して行われ、本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアに「サロンカーなにわ」の客車2両を5日間展示するという。なお、営業線を運転して搬入するため、輸送上の都合により、展示を中止する場合もある。