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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
アウトドアや災害用の備品として1つ持っておくと安心な「携帯浄水器」。コンパクトに持ち運びができるので便利です。ただ、雨水や泥水、川の水、海水など使用できる環境はさまざまで、ボトル型やストロータイプなど種類も豊富。そこで本記事では、携帯浄水器の選び方とおすすめ商品を紹介します。
携帯浄水器のメリット
携帯浄水器は、コンパクトサイズで持ち運びができる便利な浄水器です。使用用途も幅広く、川や湖の水以外にも、お風呂の水など水源があれば飲み水をかんたんに作ることが可能。アウトドア以外にも、災害時にライフラインが止まり、水が使えなくなったときに役立つのがメリットです。
携帯浄水器はボトル一体型や自重落下浄水タイプ、ポンプタイプなどさまざまな種類がありますので、ご自身に合った好みのタイプを選んでくださいね。
携帯浄水器の選び方
それでは、携帯浄水器の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】浄水器のタイプは使用シーンに合わせて選ぶ
【2】フィルター機能や交換フィルターの入手しやすさで選ぶ
【3】ろ過材で選ぶ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】浄水器のタイプは使用シーンに合わせて選ぶ
携帯浄水器は、ボトルタイプ・自重落下タイプ・ストロータイプ・ポンプタイプなど種類が豊富にあります。それぞれの特徴を知っておきましょう。
ボトルタイプ
ボトルタイプの携帯浄水器は、入れ物がボトル状になっているので手軽に持ち運びしやすいのが特徴的。アウトドアや災害時・外出時など使用用途が幅広く、水筒としても使用できるのでとても便利です。
一度に浄水できる量に限りはありますが、水をあらかじめ携帯浄水器のなかに入れておけば、移動しながら浄水することが可能です。
自重落下タイプ
自重落下タイプの携帯浄水器は、水を入れた容器を木などに吊り下げておき、重力によって水をろ過して別の容器へ移します。ポンプタイプとは違い、力を使わなくても大量の水をろ過できるのが特徴です。
しかし、ほかのタイプの携帯浄水器と比べると、ろ過に時間がかかり、持ち運びしにくいというデメリットがあります。自重落下タイプは、アウトドアや災害時で移動しないときに役立つタイプだと言えるでしょう。
ストロータイプ
ストロータイプの携帯浄水器は、シンプルで使いやすいのが特徴です。ストローのように吸うだけで、浄水した水を飲むことができます。また、ボトルタイプよりもコンパクトサイズなので携帯しやすく、持ち運びしやすいのでとても便利。
ただし、サイズが小さい分浄水できる量は少なく、大人数で使うのには向いていません。また、水を吸い上げるのにある程度の力がいるため、小さいお子様やお年寄りの方では、ストロータイプを扱えない可能性があります。
ポンプタイプ
ポンプタイプの携帯浄水器は、一度にたくさんの水を浄水できるため、アウトドアや災害時用に、一家に一台用意しておくととても便利です。1分ほどで約1リットルの水が作れるので、水源さえあれば設備がないところでも、飲料水や生活水を用意できます。
近年では、ポンプタイプでもコンパクトで持ち運びしやすい商品が多くありますので、使いやすいタイプをぜひ探してみてください。
【2】フィルター機能や交換フィルターの入手しやすさで選ぶ
浄水器の性能=フィルターの性能といっても過言ではありません。携帯浄水器を選ぶときは、メンテナンス方法やフィルター性能・浄水量などをチェックしましょう。
メンテナンスの方法
携帯浄水器は、定期的にフィルター交換をしなくてはいけません。とくに浄水量の多い商品は、しっかりとメンテナンスを行わないと、浄水率が落ちてしまう可能性があるため注意が必要です。
携帯浄水器を購入する際には、メンテナンス方法をしっかりとチェックすることを忘れないでください。もし、メンテナンスをするのが面倒だという方は、メンテナンス不要・フィルター交換がかんたんなものを選びましょう。
フィルター性能
携帯浄水器を使って、よりきれいな水を飲みたいという方は、フィルター性能が高い商品を選びましょう。携帯用洗浄フィルターは、性能によって除去できる物質が異なります。
そのため、購入する携帯浄水器のフィルターが、どのような化学物質・細菌・微生物を除去できるのかをチェックしてください。なお、フィルター性能が高い商品ほど、携帯浄水器も高くなる傾向にあります。
浄水量をチェック
アウトドアや災害時の飲み水として携帯浄水器を使用したい方は、浄水量の多い商品を選びましょう。浄水量が多ければ、家族や友人など大人数で使用しても、飲み水に困りません。
しかし、浄水量が多い携帯浄水器は、フィルターへの負担も大きくなるため、こまかいメンテナンスが求められます。使いたいときにメンテナンスができていないと困るので、日ごろから小まめなチェックが大切です。
【3】ろ過材で選ぶ
携帯浄水器には、活性炭・中空糸膜・イオン交換樹脂・不織布とさまざまなろ過材が使われています。それぞれの特徴を知っておきましょう。
活性炭
活性炭とは、石炭やヤシ殻などの炭素物質を原料として作られる、微細孔を持つ炭素のことです。携帯浄水器のろ過材以外にも、食品添加物や薬用炭として使われています。
活性炭は水のにおいや不純物を取り除くことが期待できるため、ろ過材として使えば浄化した水のにおいも気にならなくなります。飲み水のにおいが気になるという方は、活性炭が使われている携帯浄水器を選びましょう。
中空糸膜
中空糸膜とは、排水や下水などの浄水処理設備や病院手術用無菌手洗い装置など、さまざまな産業・医療分野で活躍しているろ過材です。たくさんの糸が束になって水をろ過するタイプであり、糸のなかは空洞で、表面膜の面積を広く使って不純物を取り除きます。
あまり聞きなじみのない名前ですが、家庭用の浄水器でも使われることが多いので、広く親しまれているろ過材のひとつです。
イオン交換樹脂
イオン交換樹脂にあらかじめ吸着しているイオンと吸着させたい物質を交換させることによって、水をろ過してきれいにします。「イオン交換ポリマー」とも呼ばれており、有害なイオンを無害なイオンに交換して、こまかい単位で水をきれいにすることが可能。
携帯浄水器のなかでも、よりきれいな水を飲みたいという方は、イオン交換樹脂が使われている商品を選びましょう。
不織布
不織布とは、名前のとおり織らない布状のことであり、繊維がとてもこまかいのが特徴的。こまかい繊維が不純物を引っかけて水をろ過します。
これまでに紹介した3種類のろ過材とは違い、大きめの不純物を取り除くのに使われるもので、不織布単体でろ過材として使われることはありません。ほかのろ過材と組み合わせて使うことで、より不純物をきれいに取り除けます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)