レイコップといえば、日本で「ふとんクリーナー」というまったく新しいジャンルの家電を広めたメーカー。2019年現在はふとんクリーナー以外にも、ふとん内部の温度をコントロールするふとんコンディショナーや、機能性枕といった「睡眠」に関わる製品、水拭きロボット掃除機など家庭内の「清潔性」を高める製品も発売しています。そんなレイコップが4月18日に発表したのが、コードレススティック掃除機「レイコップRPC-300」(以下RPC)と、「レイコップRHC-300/100」(以下RHC)の2機種です。直販サイトでの価格は、RPCが64,584円(税込)、RHC-300が30,024円(税込)。
ワンタッチでブラシを変えられる
RPCは、レイコップが発表したコードレススティック掃除機の上位機種になります。ヘッドや延長パイプ込みの重さは2.9kg(本体は1.7kg)、サイズはW254×D267×H1240mm。高機能コードレススティック掃除機としては標準的なサイズと重さでしょうか。
最大の特徴は「メインブラシ」と「ソフトブラシ」と2本のブラシを簡単に使い分けられる「デュアルヘッド」を搭載している点。メインブラシは少し固めの毛質で、カーペットなど毛足のある床材に最適。じゅうたんなどの奥に潜む細かなゴミまで、しっかりかき取るといいます。一方、細く柔らかな毛が密集したソフトブラシはフローリング向きで、フローリング上の微細なゴミまで取り除けるそうです。
フローリングの「ザラつき」まで除去する便利なソフトブラシですが、細かなホコリや綿ゴミなどが密集した毛に絡みやすいデメリットもあります。ソフトブラシにゴミが付着した状態で掃除すると、逆にカーペットにホコリが付着する可能性もあるのです。
ソフトブラシ部分だけを持ち上げ、メインブラシとソフトブラシを任意で使い分けられるようにしたのが「デュアルヘッド」。フローリングではソフトブラシを下げて使用し、カーペットやラグの掃除ではソフトブラシを上げてホコリの付着を防ぎます。
ヘッド後部のフットペダルを足で軽く踏むと、ソフトブラシが上になり、床と接しない状態となります。ソフトブラシを使いたい場合は、ソフトブラシ部分を足で踏んで元に戻します。いちいち屈んでヘッドを操作する必要がないのは便利です。
レイコップのこだわり? UVヘッドも付属
ふとんクリーナーで人気のレイコップだけに、アクセサリーにはファブリック(布団、布製ソファ、クッションなど)の掃除に最適なUVヘッドも付属します。レイコップのふとんクリーナーといえば、UVでダニなどを弱らせ、たたきで繊維内のゴミを浮かして吸引する「光クリーンメカニズム」が特徴。付属品のUVヘッドも「UV」「たたき」「吸引」の機能を搭載しました。レイコップによると、ヘッドに搭載されているUVランプは医療現場で殺菌灯としても利用されており、ウイルスも99.9%以上を除去可能。このほか、毎分4,200回という高速で対象ファブリックをたたく「フィンパンチブラシ」を採用しています。
RPCのパッケージには、デュアルヘッドとUVヘッドのほか、車内などの掃除に使えるコンパクトでパワフルなミニパワーヘッドや、すき間ノズル、2WAYノズル、ブラシの角度を変えられるフリーアジャスターなど、アクセサリーが豊富に付属します。
使いやすさを考えた豊富な機能
RPCはヘッド以外にも、さまざまな使いやすい機能を搭載しています。たとえばダストボックスやダストボックス内部のフィルターは、いずれも水洗い可能。いつでも清潔に保てます。また、本体上部にはマイクロHEPAフィルターを搭載しており、超微細粉塵(0.3μm)も99.77%キャッチするため、排気もきれいです。このHEPAフィルターも水洗いできます。
基本的な操作ボタンはひとつなので、操作に迷うこともありません。電源ボタンを押すと標準モードで動作し、ボタンをもう一度押すことで運転モードを変更。動作モードは標準、パワー、ターボの3モードから選べます。
バッテリーは取り外し可能な着脱式のため、別売の予備バッテリーがあれば長時間の連続使用ができるのも便利です。また、バッテリー本体に充電用プラグの差し込み口があるため、バッテリーは掃除機本体に装着した状態でも、掃除機本体から取り外した状態でも充電可能。ちなみに、RPCの連続運転時間は標準モードで約40分、パワーモードで約20分、ターボモードで約6分です。
軽さと手軽さが魅力の「RHC」
普及機であるRHCは、なんといっても軽さと使いやすさが魅力。本体の重さは約1kgで、延長パイプとパワーヘッドを装着しても1.6kgとかなり軽量です。バッテリーはRPCと同じく着脱式で、弱モードで約30分、標準モードで約20分、ターボモードで約15分の連続運転が可能です。
ちなみにRHCには、付属品の異なる「RHC-300」と「RHC-100」の2種類があります。RHC-300はアクセサリーとして高性能なUVヘッドを付属。一方、RHC-100にはUVヘッドのかわりに布用ノズルが付属します。