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【この記事のエキスパート】
マラソン完走請負人:牧野 仁
アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーとして活躍。
アスリートのケガの復帰から、競技力向上まで、様々な知識と経験を駆使して、市民ランナーの指導を専門に行うJapanマラソンクラブを設立。
NHKBS「ラン×スマ」などで指導。著書「楽して走ろうフルマラソン」など多数執筆。(有)スポーツネットワークサービス代表
ランニングやマラソンに欠かせないアイテムのランニングソックス。滑り止め機能や足のマメや靴擦れを防ぐこともできる重要なアイテムです。この記事では、選び方のポイント、主要メーカーのナイキやアディダス、タビオなどのおすすめのランニングソックスをご紹介します。
ランニングの質を高める!
ランニングソックスの必要性
ランニングソックスは普通の靴下とは違い、足を快適にたもつ工夫や足のトラブルを防ぐ機能がそなわっています。
基本的に左右別々に作られており、足にしっかりフィット。テーピングのように足首や土踏まずをサポートします。
滑り止め機能や足のマメや靴擦れを防ぐこともでき、ランニングのポテンシャルを上げてくれる重要なアイテムです。
フィット感・立体構造・素材をチェック!
ランニングソックスの選び方
ランニングソックスを選ぶときのポイントをご紹介します。意外と種類の多いランニングソックスですが、どのような基準で選んでいけばいいのでしょうか。ポイントは次の6つです。
【1】タイプ
【2】生地の厚み
【3】ソックスの丈
【4】サイズ
【5】サポート機能
【6】素材
それでは一つひとつ見ていきましょう。
【1】ソックスのタイプを選ぶ
ランニングソックスには、大きく3つの種類があり、指が一本ずつわかれた5本指タイプ、親指とそれ以外の指が分かれた足袋タイプ、一般的なノーマルタイプとがあります。つま先の形状により履き心地やフィット感に違いがあるのを知っておきましょう。
機能性で選ぶなら5本指
機能性で選ぶなら5本指タイプが向いています。実際に多くのベテランランナーが愛用しているのが5本指タイプ。指一本一本が独立しているので、足の指先でしっかり地面をとらえられます。
足の指に力が入りやすく、力強く地面を蹴り出せるのが特徴。また指の間の汗を吸収するので蒸れにくく、指と指がこすれないのでマメなどのトラブル防止にもなります。5本指タイプのランニングソックスは、素足感覚で履くことができます。
初心者にはノーマルタイプ
ノーマルタイプは一般的な靴下と同じく、つま先が丸みを帯びています。ランニング初心者に適しており、ふだんのフィーリングで履けるのが特徴。
左右対称になっていて右足用・左足用と決まっているソックスもあり、フィット感にすぐれています。商品数が多く、生地の厚さやデザインなど好みのものを選べ、5本指タイプより価格が低めです。
足袋タイプは機能性と履きやすさが両立
5本足タイプとノーマルタイプの間に位置するのが足袋タイプ。親指だけが一本独立しており、他の4本指が一緒です。
親指が独立しているので足指が踏ん張りやすく、履きやすいのが特徴。また5本の指を通す必要がないため、履きやすくなっています。
5本指タイプとノーマルタイプの両方を履いてみたい方にふさわしいランニングソックスです。
【2】生地の厚さを選ぶ
ランニングソックスには、厚手のものと薄手のものがあるので、それぞれの特徴をチェックしましょう。
厚手のソックスは疲れにくい
ランニング初心者やダイエットなどで毎日トレーニングするなら、厚手のソックスが適しています。クッション性があるので地面からの衝撃をやわらげ、疲労感が軽減されます。
さらにシューズとのフィット感が高くなり、耐久性もあるので破れにくいです。日常のランニングだけでなく、長距離レースやトレイルランなどにも向いています。
薄手のソックスはダイレクト感を得られる
スピード感を求めたり、レースなどで使う場合は薄手のソックスが向いています。地面を蹴る感覚が足にダイレクトに伝わり、力強い走りが可能。
また、通気性にすぐれ、軽いのも特徴のひとつです。耐久性はありませんが、足の蒸れによってできるマメを防げます。
メッシュ生地ならさらに通気性がよく、速いタイムを狙いたいときに役立ちます。
【3】ソックス丈を選ぶ
ランニングソックスは装着感とサポート力が重要です。ソックス丈を選ぶときは、このふたつをチェックしておきましょう。
ショート丈は装着感が軽くて動きやすい
くるぶしまでのショート丈は装着感が軽く、素足感覚で履けます。夏場の暑い時期にランニングするときに履くと心地よいでしょう。見た目もすっきりしておりおしゃれ感があります。
ショート丈はシューズより短くならないように気をつけてください。短いと足と靴がこすれて靴擦れの原因になります。選ぶときはシューズよりはみ出る丈のものを選んでください。
ミドル丈は足首まわりをサポートしやすい
ミドル(レギュラー)丈はふくらはぎの下ぐらいまでで、くるぶしが隠れます。一般的に使われるのがミドル丈で、足首をしっかりサポートできるのが特徴です。
夏の暑い時期はショートパンツと、寒い時期にはロングタイツと合わせて履けるオールシーズンタイプのソックス。初心者からベテランまで、誰にでも履きやすく、しっかりした走りをしたいときに適しているランニングソックスです。
ロング丈は防寒と疲労軽減に役立つ
冬の寒い時期に走るときはロング丈のハイソックスを選びます。ふくらはぎ全体を覆うので適度な締めつけ感があり、防寒と疲労軽減になります。
着圧設計になっているので、ランニング中も筋肉のむだな動きを制御。疲労を最小限に抑えるタイプもあります。ハイソックスはふくらはぎの痙攣対策にもなるため、長距離ランニング向きです。
【4】足に合わせたサイズを選ぶ
ランニングソックスは、ジャストサイズより多少小さめのほうが足とソックスが密着するため、ソックスの機能をいかせます。サイズにゆとりがあると、足の間にすき間が生まれ、靴擦れやマメの原因になりがちなので気をつけてください。
人間の足の形は「指」「土踏まずの位置」「甲の形」など、左右まったく同じではありません。ランニング時のストレス軽減や動きの効率を考えると、左右それぞれの足に適したソックスを選ぶことをおすすめします。
【5】サポート機能で選ぶ
ランニングソックスは機能をチェックして選ぶことも必要です。ランナーのレベルやランニングの種類により必要な機能はかわってきます。ここでは、主なサポート機能を紹介していきます。
走りやすい滑り止め機能
走行効率を上げるための滑り止め機能も大切です。
とくに着地と蹴り出しを繰り返すランニングでは、滑り止め機能があるとシューズのなかで足がずれるのを防げます。足を包み込む立体構造や滑り止め機能はむだな動きをなくせるので、足の疲労防止にも役立ちます。
疲労軽減ならアーチサポートを
アーチサポートというのは土踏まずの部分に適度な着圧がされており、土踏まずが落ち込まないように支えることです。疲労の蓄積を防ぎ、着地のときの衝撃を吸収する特徴があります。
足が疲れやすい方や長距離を走る方、外反母趾や扁平足の方に適しているのがアーチサポート機能がついたランニングソックスです。足の疲労が気になる方は履いてみてください。
アンクルサポートでブレのない走り
アンクルサポート型のランニングソックスの特徴は、アキレス腱やかかとを摩擦から保護することです。ソックスがずり下がるのを防ぎ、足首まわりを固定して蹴り出しのブレを抑えます。
しっかりブレずに走りたい方は、アンクルサポート型のソックスを履けば、かかとのぐらつきや着地の衝撃が抑えられるため、蹴り出し力をしっかり発揮できます。
【6】素材で選ぶ
ランニングソックスには綿や化繊など、素材はさまざま。それぞれ吸湿性や耐久性が異なります。汗やにおいが気になるなら、消臭機能にも着目して選びたいところです。快適な走りをサポートしてくれるものを選んでいただくために素材の特性をご紹介します。
吸汗速乾機能なら綿混素材を
吸汗速乾性を求めるのなら綿混素材が適しています。綿混素材は綿の吸水性のよさと、化学繊維の速乾性がそなわったすぐれた素材です。
一般的に使用されているポピュラーな素材なので、商品数も多く、いろいろなデザインから選べます。生地の厚さもお好みで選べるので便利です。
耐久性の高さならペーパーファイバー素材を
ペーパーファイバー(紙糸)は耐久性にすぐれた素材で、一部のランニングソックスに使用されています。和紙が原料に使われているため、吸湿性にすぐれており、摩擦にも強い特徴も持っています。
耐久性の高さで選ぶのなら、ペーパーファイバー素材のランニングソックスがよいでしょう。また、ドライな履き心地を好む方にも向いています。
におい対策に消臭機能素材
靴下のにおいが気になる方は多いですが、ランニングソックスは走っているうちに汗をかくので要注意。選ぶときは消臭機能つきかどうかチェックしてください。
汗に蒸れたランニングソックスには独特のにおいがあります。においを防ぎたいのなら、高機能消臭糸のデオセルなどを素材として使っているソックスを選びましょう。
長距離ランニングならウール素材を
長距離のランニングではマメを作らないで快適に走れることが大事です。そのため、ランニングソックスを選ぶときはウール素材のものに注目してください。
素材自体が呼吸するので湿度が調節され、足が蒸れにくく、長距離ランナーでも快適な足の状態で走ることが可能です。保温性もあるので寒い時期のランニングにも向いています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)