JR東海は18日、東海道新幹線のさらなる輸送サービスの充実について発表した。「のぞみ」の1時間あたり片道最大運転本数を2020年春から2本増やし、「のぞみ12本ダイヤ」を実現。東海道新幹線の利便性を大きく向上させる。
同社は会社発足以降、東海道新幹線の輸送サービスを充実させるべく、一貫して輸送力の増強とネット予約・チケットレス乗車サービスの展開に取り組んできたという。1992年に「のぞみ」による最高速度270km/hの営業運転を開始し、2003年の品川駅開業に合わせ、全列車の最高速度を270km/hに統一することで、「のぞみ」中心のダイヤにシフトしている。
その後もさまざまな施策を通じて「のぞみ」の運転本数を着実に増やし、現在は1時間あたり片道最大10本の「のぞみ」を運転する「のぞみ10本ダイヤ」を実施。多くの利用者のニーズに応えている。
2020年春にはN700Aタイプへの車種統一が予定されており、これにともなう全列車の最高速度285km/h化に合わせ、各種設備の改良に取り組むことでダイヤを刷新。「のぞみ12本ダイヤ」を実現し、12本すべての「のぞみ」が東京~新大阪間を2時間30分以内で結び、利用の多い時間帯に「のぞみ」を増発することで、東海道新幹線の利便性を大きく向上させるという。ダイヤの詳細は改めて告知するとしている。