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【この記事のエキスパート】
料理家/栄養士/スポーツ栄養学講師:玉利 紗綾香

料理家/栄養士/スポーツ栄養学講師:玉利 紗綾香

栄養士免許取得後、食品会社に勤務。プライベートブランド商品の開発過程に携わる。

その後、料理研究家のもとで修行後、栄養士、料理家として独立。

現在は、自身のスポーツ経験、栄養士の知識を活かし、 スポーツ専門学校でスポーツ栄養学の講師や、CM、書籍、雑誌、料理教室等を開き、多方面で活動中。


レトルトご飯はひとり暮らしや、少しだけすぐに食べたいときに便利ですし、雑穀が入ってる商品などもあって種類が豊富です。この記事では、料理家・栄養士の玉利紗綾香さんへの取材をもとに、レトルトご飯の選び方とおすすめ商品をご紹介。ユーザーのイチオシ商品にも注目です。

レトルトご飯(パックご飯)とは?

出典:Amazon

電子レンジでレンチンしたり湯せんするだけで、ご飯がそのまま食べられる便利なインスタントのレトルトご飯(パックご飯)のことです。最近だと、白米のほかにも雑穀米や、産地指定のレトルトご飯など種類が豊富です。

炊飯器で炊いたご飯と比べて栄養価は違う?など気になる方もいるでしょう。レトルトご飯の特徴や便利な利用シーンをご紹介します。

レンチン飯は体に悪影響?
ふつうのご飯との栄養価の違いはある?

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真空パックのレンチンご飯を食べ続けると、なにかからだに悪影響があるのでしょうか?

レトルトご飯は、炊いたご飯を真空パックに入れているだけですから、からだに悪いものが入っているというわけではありません。栄養素も通常のご飯と変わりありません。

ただし、長期保存ができるように、防腐剤が入っているものもありますので、妊娠中の方や小さい子どもや赤ちゃんに食べさせるなど気になる場合は、パッケージを注意深くチェックしておきましょう。

レトルトご飯はこんなときに便利!

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ひとり暮らしで、ご飯をちょっと小盛りぶんだけ食べたいというときに、わざわざ炊飯器で炊くのは面倒くさいと感じるときがあります。炊いておいたご飯を長い時間保温しておくと、残りのご飯はニオイのするまずいご飯になってしまいます。

保存容器に一合ずつに分けて冷凍庫にしまっておき、食べたいときに再加熱するという方法もありますが、準備するのに手間がかかってしまいます。そんなときにパックご飯が活躍してくれます。

防災グッズとして非常時用にまとめ買いしておくのにもレトルトご飯が役立ちます。まとめ買いするとちょっとお得ですが、その際には賞味期限内に食べ切れる分にしましょう。

栄養士が語る「レトルトご飯の魅力」

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【エキスパートのコメント】

ご飯を炊くのを忘れてしまったり、帰宅する時間が遅くなり、ご飯を炊く時間がない場合に、大活躍してくれるのがレトルトご飯です。

少量サイズから大盛りサイズまで、食べる量に合わせて選ぶことができます。お米の品種もさまざまで炊き込みご飯や雑穀入りなど種類も豊富なので、選ぶ楽しさがあります。その日の気分で量や品種、味を選んでください。

レトルトご飯の選び方

わずか数分で炊き立てのおいしいお米が食べられる便利な「レトルトご飯」。コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、どこででも購入できます。また、災害時の非常食として備えておくこともできます。

この記事では、レトルトご飯の選び方をご紹介します。選び方のポイントをいくつか挙げていくので、レトルトご飯を購入する際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

ポイントは下記。

【1】ご飯の種類で選ぶ
【2】内容量で選ぶ
【3】お米の銘柄ごとの特徴をチェック!
【4】「添加物の有無」に注目
【5】非常用には長期保存できるものを選ぶ

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ご飯の種類で選ぶ

さまざまな種類のお米が売っているように、レトルトご飯にもいろいろな種類があります。

どんなおかずにも合うのは白米

もっともスタンダードなのが白米です。商品数も多く、どんなおかずにも合うので食べやすいです。また、アレンジがしやすいので便利です。

湯せんで温めてもおいしく食べれるので、アウトドアや非常用の備えとしても人気があります。

ヘルシー志向なら玄米を

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玄米は、精米する前のお米で、まだ糠や胚芽が付いている状態です。白米にはないこれらの部分には、栄養価が豊富に含まれていますから、ダイエット中の人や健康的な食事を心がけている人に向いているでしょう。

通常の白米の即席ご飯よりも、味がうまいと感じられないこともありますが、おいしい食べ方を探してたのしめます。

少量でも楽しめるおいしい赤飯やおこわ

赤飯タイプやおこわタイプは、味付きのレトルトご飯です。豆がたくさん入ってて栄養を摂れるのも大きな魅力のひとつです。自分で赤飯やおこわを調理するのはたいへんだったり作り方がわからなかったりしますが、レトルトなら温めるだけですぐに楽しめます。

赤飯があるとお祝いごとの雰囲気が盛り上がります。レトルトでもかんたんでおいしくいただけるので、おすすめです。

糖質制限中に食べたいもち麦

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もち麦タイプのパックのご飯は、糖質の吸収を抑え、腸内の環境を整えてくれる仕組みが特徴です。ダイエットに挑戦中の人は、低糖質な食事を目指すために、低カロリーで糖質オフのレトルトご飯がぴったり。

玄米ほど食べにくくはなく、白米より栄養価が高いので、使い勝手がよいのも魅力です。

【2】内容量で選ぶ

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お茶碗1杯のご飯はだいたい150gぐらいです。レトルトライスは、さまざまな内容量のパックから選べます。あまりが出てしまうと、温め直しが必要になり、味が落ちてしまいます。

特盛りサイズの300gパックもあれば、少なめの120g程度の商品もあります。食べる量や料理のメニューなどに合わせて選ぶといいですよ。

【3】お米の銘柄ごとの特徴をチェック!

お米の品種によってもいろいろあります。それぞれの銘柄の特徴を解説します。

人気のお米ブランド「コシヒカリ」

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誰でも知っている人気のブランド「コシヒカリ」。パックご飯のなかでも、コシヒカリを使っている商品がたくさんあります。新潟県産が有名ですが、コシヒカリは全国で栽培されているお米です。

甘みと粘り気があって、もっちりとしたおいしい食べ味が一番の魅力。王道のお米は、パックにしてもおいしく楽しめます。

冷めてもおいしい特徴をパックでいかせる「ななつぼし」

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北海道で生産されているのが「ななつぼし」です。2001年から育成がはじまった、比較的新しい品種のお米です。甘みと粘りのバランスが高く評価されています。

冷めてもおいしいという特徴があるので、真空パックにして使うのにもぴったりです。北海道の大地のおいしさをいつでもレンチンで味わえます。

甘さと粘り気が人気の「あきたこまち」

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有数の米どころである秋田県の名前を冠した、人気のブランド米です。

コシヒカリから改良されて開発された経緯があり、甘さや粘り気はとてもよく似ています。さっぱりとした味わいがほしいときにぴったりのお米です。

【4】パック飯特有のニオイが気になるなら「添加物の有無」に注目して

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パックのレトルトご飯は長く保存できるようにするために、酸化剤などの調整剤が多少含まれているものがあります。これによって、通常のご飯とは少し異なる独特のニオイがする場合も。臭くないですが、酸っぱい感じが気になるという方もいます。

どうしても気になるなら、添加物が加えられていないタイプのレトルトご飯を選ぶようにしましょう。商品の表示をチェックしてくださいね。

【5】非常用には長期保存できるものを選ぶ

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災害時の備蓄用にまとめ買いを検討しているなら、半年から2年くらい保存しておく場合もあるので、賞味期限をよく確認することが大切です。

また、製造方法もチェックしましょう。「レトルト米飯」という作り方のほうが、「無菌包装米飯」という製法の商品より賞味期限が長いという特徴があります。まとめ買いなら、コスパが高いレトルト米をリーズナブルな価格で購入できます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)