東芝映像ソリューションは4月16日、新4K衛星放送を視聴できる4Kチューナー搭載「4K液晶REGZA(レグザ)」3シリーズを発表した。6月上旬より順次発売する。

Z730Xシリーズ

  • Z730Xシリーズ

    65V型「65Z730X」

Z730Xシリーズは、3,840×2,160ドットの「4K液晶レグザ」ハイエンドモデル。ラインナップは65V型 / 55V型 / 49V型 / 43V型の4モデルで、6月上旬より(43V型は6月下旬)発売する。推定市場価格(以下すべて税別)は、65V型が350,000円前後、55V型が250,000円前後、49V型が190,000円前後、43V型が170,000円前後。65V型にはVA液晶パネル、そのほかはIPS液晶パネルを採用している。

東芝映像ソリューションによると、REGZAは「録画機能」が評価されているとし、日本の視聴スタイルとニーズに応える製品作りをしたという。「大画面が欲しい」に加えて「40V型くらいの大きさも欲しい」というユーザーの声を反映し、「タイムシフトマシン」機能を持つラインナップとして、65V型や43V型を投入。選択肢を充実させた。

  • Z730Xシリーズ

    43V型「43Z730X」

チューナー数は実に、地上デジタル×9基、BSデジタル×3基、110度CSデジタル×3基、BS/CS 4K×2基を内蔵。USB HDDを接続することで、各放送の裏番組録画にも対応する。BS/CS 4Kチューナー×2基を持つため、4K放送を視聴しながら、別の4K放送番組を録画することも可能だ。

視聴機能では、「タイムシフトマシン」を設定しておくことで(USB HDDが別途必要)、過去の番組表から見たい番組や見逃した番組をすぐに見られる。地上デジタル放送の場合、最大6チャンネルまで録画できる。また、ユーザーの好みに合った録画番組をすすめる「みるコレ」には、新たにAIレコメンドシステムを搭載。ユーザーの関心や視聴パターンからおすすめの番組を提示する。

  • Z730Xシリーズ

    Z730Xシリーズのリモコン

画質に関するところでは、新開発の高輝度全面直下LEDバックライトと、新映像処理エンジン「レグザエンジンProfessional」を搭載し、LEDの点滅を緻密に制御する「リアルブラックエリアコントロール」により、引き締まった黒を表示。AI超解像技術を活用することで、発生するノイズも減らしている。HDR規格はHDR10 / HLG HDRに対応。

  • Z730Xシリーズ

    レグザエンジンProfessional

音響面では、15W+15Wの50×70mmウーファー×2個、15W+15Wの35×85mmフルレンジスピーカー×2個、10W+10Wの25mmツイーター×2個を内蔵。アンプの総合出力は80Wで、新設計の「レグザ重低音バズーカオーディオシステムPRO」により、迫力ある重低音を高音質で出力する。

このスピーカー仕様は、Z730Xシリーズの全モデルで共通。東芝映像ソリューションの担当者は「43V型のテレビに80Wのスピーカーを持たせるという、尖ったことをやった」と語る。

  • Z730Xシリーズ

    背面のインタフェース

  • Z730Xシリーズ

    側面のインタフェース

映像入力インタフェースは、HDMI×4系統、コンポジットビデオ×1系統。ネットワークは10BASE-T/100BASE-TX有線LAN×1基、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN。USB×4基も備える。本体サイズは65V型がW1,451×D337×H910mm、重さは27kg、55V型がW1,242×D235×H782mm、重さは19.5kg、49V型がW1,105×D235×H705mm、重さは16.5kg、43V型がW975×D209×H626mm、重さは13.5kg(全てスタンド含む)。

RZ630Xシリーズ

  • RZ630Xシリーズ

    50V型「50RZ630X」

RZ630Xシリーズのラインナップは、50V型と43V型の2モデル。6月上旬より発売する。店頭予想価格は、50V型が190,000円前後、43V型が170,000円前後。液晶パネルはVA方式を採用している。

Z730Xシリーズ同様に「タイムシフトマシン」を搭載。標準で、タイムシフトマシン用に2TBのUSB HDDが付属する点が特徴。ワンパッケージでタイムシフトマシン機能を利用できる。チューナー数は、地上デジタル×9基、BS・110度CSデジタル×3基、BS/CS 4K×2基。

画像処理エンジンには新開発の「レグザエンジンEvolution-S」を搭載。ノイズの少ないきめ細かな映像を出力する。音響面では、10W+10Wの30×70mmバスレフ型フルレンジスピーカー×2個を内蔵。「レグザパワーオーディオシステム」とサウンドリフト機能により、自然な音像定位と臨場感が楽しめる。

映像入力インタフェースは、HDMI×4系統、コンポジットビデオ×1系統。ネットワークは10BASE-T/100BASE-TX有線LAN×1基、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN。USB×4基も備える。本体サイズは50V型がW1,120×D195×H690mm、重さは20.5kg、43V型がW967×D195×H605mm、重さは15.5kg(全てスタンド含む)。

M530Xシリーズ

  • M530Xシリーズ

    65V型「65M530X」

M530Xシリーズは、タイムシフトマシンを省いたモデル。4K液晶レグザの中ではエントリーモデルだが、スペックは充実している。

ラインナップは65V型 / 55V型 / 49V型 / 43V型の4モデルで、6月下旬より発売する。推定市場価格は、65V型が240,000円前後、55V型が180,000円前後、50V型が150,000円前後、43V型が130,000円前後。液晶パネルはVA方式を採用している。チューナー数は、地上・BS・110度CSデジタル×3基、BS/CS 4K×2基。

本体サイズは65V型がW1,446×D256×H875mm、重さは20.5kg、55V型がW1,230×D207×H750mm、重さは15.5kg、50V型がW1,120×D207×H682mm、重さは13.5kg、43V型がW959×D168×H597mm、重さは10kg(全てスタンド含む)。