マイナビは4月16日、「2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」を発表した。調査は2月13日~3月6日、1,541社(上場414社、非上場1,127社/製造646社、非製造895社)の国内企業を対象に郵送で行われた。
2020年卒の採用予定数は、前年実績より15.4%増えるという結果に。内訳をみると、文系大学生「増やす」(29.9%)「減らす」(5.7%)、理系大学生「増やす」(31.0%)「減らす」(4.1%)、理系大学院生「増やす」(19.1%)「減らす」(3.2%)であり、特に文系・理系の大学生は「増やす」が「減らす」を大きく上回った。
内々定出し開始時期のピークは4月(31.3%)。なお、日本経済団体連合会(経団連)が採用スケジュールの指針を策定するのは2020卒が最後となる。
また、内々定辞退対策の内訳を見ると、「懇親会(飲み会)の実施」(75.1%)、「誓約書の提出」(50.1%)、「定期的なメール連絡」(39.5%)、「人事との面談」(36.5%)、「先輩との面談」(32.7%)、「社内見学・工場見学」(29.4%)、「内々定式」(25.4%)、「社内報の送付」(24.2%)、「研修(講義やワーク)」(19.4%)、「社内行事への参加」(18.8%)だった。
さらに懇親会実施企業の推移を見ると、2020年卒(75.1%)で2019年卒(65.0%)から10.1pt増加し、2017年卒より年々増加傾向となった。
最後にOB・OG訪問の受け入れについて尋ねたところ、「受け入れている」(47.1%)、「受け入れていない」(52.9%)となった。
受け入れ理由としては、「現場社員と話すことで仕事内容を理解してもらうため」(70.3%)、「現場社員と話すことで社風を理解してもらうため」(69.1%)、「採用選考への参加を促すため」(39.1%)、「社会人としての価値観を伝えるため」(25.6%)、「内々定承諾を促すため」(20.1%)、「大学の要請に応えるため」(18.4%)となっている。