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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
登山用の帽子はハイキングやトレッキングの際強い日差しや落下物から頭を守ってくれる大切なアイテム。ノースフェイスをはじめ、多数の人気ブランドからレディース・メンズ・ユニセックスのキャップやハットが発売されています。ここでは、登山用帽子の選び方とおすすめ商品を紹介します。
登山用帽子をかぶるメリット
「登山用帽子はどうして必要なの?」「わざわざ登山用はいらないのでは?」という人のために、登山用帽子をかぶるメリットを解説します!
まず、紫外線を防いでくれること。長時間屋外にいるという理由だけでなく、標高が高くなるほど紫外線のリスクが高くなります。UVカット機能付きでなくても、帽子をかぶるだけで紫外線対策になりますよ。また、熱中症予防にも効果的です。
また、紫外線以外にも突然の雨や木の枝などの落下物からも頭を守ってくれます。最近では、おしゃれなデザインの帽子も多く、好みのファッションで気分を上げることができるのもメリットです。
登山用帽子の選び方
山岳写真家・荒井裕介さんへの取材をもとに、登山用帽子の選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】素材
【2】ツバの長さ
【3】あご紐
【4】機能性
【5】被りやすさと携帯性
【6】デザイン性
これらのポイントをおさえることで、自分に合った登山用帽子を見つけられるはずです。一つずつ解説していきます。
【1】山の天候に対応できる素材であるか
登山用帽子は、変わりやすい山の天候に対応できる素材を選ぶことが大切。
ナイロンやポリエステル素材に撥水加工が施された帽子なら、急な雨にも対応可能です。しっかり防ぐなら防水性の高いGORE-TEX(ゴアテックス)を選びましょう。透過性・速乾性にすぐれているため、汗をたくさんかいても頭部が蒸れません。
化繊素材に遮熱加工を施した素材は、強い日差しから頭部を守ってくれます。また、保温性の高いウール混紡素材は寒い時期の登山にぴったり。通気性・保温性のあるフリース素材は、蒸れにくいため快適に使えます。
【2】目的に合わせてツバの長さを選ぶ
登山用帽子で全方位にツバがついている帽子を選ぶときは、目的にあわせてツバの長さを選びましょう。ツバの長い帽子なら、日差しを遮る樹々がない場所を登るとき、首や耳まわりなどの日よけ対策になるので便利です。ただし、周囲の状況は見えにくく、風の影響をうけやすいデザインでもあります。
ツバの短い帽子なら日よけ対策はできませんが、ふだん使いが可能です。日よけ対策はネックシェードやフードつきウエアを活用してください。
【3】あご紐つき付きで風対策
登山中、急な風にあおられて帽子が飛んでしまわないようにあご紐がついているものを選びましょう。自分に合ったサイズに調整できるアジャスターがついているため、しっかりと固定できます。とくにハットタイプは風の影響を受けやすいため、あご紐のチェックは大切です。
あご紐がついていないハットやキャップには、ハットストラップをつけましょう。あご紐のように装着できるものや、片方のみ装着するタイプなどバリエーションも豊富です。
【4】天候や気温の変化に対応できる機能がついているか
登山用帽子を選ぶ際にチェックしてほしい機能について解説します。
夏の紫外線や蒸れない機能はあるか
暑い夏山登山では紫外線対策ができているかで、快適さが変わってきます。スクリーンつきの帽子を選びましょう。取り外せるタイプなら、天候に応じて変えられるので便利です。スクリーンがついていない帽子には、かけるだけで装着できるハットシェードを活用するとよいでしょう。後頭部だけではなく、顔部分も覆うことが可能です。
また、汗かきの人なら通気性に優れているメッシュ素材のベンチレーション機能がついている帽子を選びましょう。登山中の汗蒸れもしづらくとても快適です。
冬の寒さ対策には裏地&イヤーパッドつきが便利
寒い冬山登山に適しているウール素材のニット帽・ビーニーは、裏地に保温性にすぐれたボアやフリースがついているものを選べば、あたたかく過ごせるでしょう。
イヤーパッドつきなら、別でイヤーウォーマーを装着しなくてもいいので便利です。帽子によってはイヤーパッドを内側に折りたたんだり、外側に折り返したりしてかぶれるものもあります。
【5】被りやすさと携帯性にも注目
UVカットや頭部保護、熱射病予防など、登山用帽子の機能性以外に求めるものは、かぶりやすさと携帯性です。「帽子に携帯性?」と思われる方もいると思いますが、これは重要なポイントです。公共交通機関で移動する際など、長時間に渡ってかぶり続けることで、汗の臭いが気になってくる場合もあります。
そのような場合には、パッカブルや折りたためるタイプが有効です。あらゆるシチュエーションを考え、アウトドアならではの機能があるものを選ぶのがおすすめです。
【6】タウンユースも考えて似合うタイプの帽子を選ぶ
登山用帽子はあくまで機能性重視で選ぶのがよいですが、いまはアウトドアブランドもタウンユースで着こなせる時代。大人気のザ・ノース・フェイスや、パタゴニア、マムート、最近ではワークマンといったブランドがアウトドアファッションを提案しています。
面長の方や顔が大きいかたはどうしても、帽子が似合わないという潜入感をもっている人がいるかもしれませんが、登山用帽子であればハット型のタイプも多く、つば広のアドベンチャーハットや、つばの短いバケットハットなども選べます。
ハットタイプは横への広がりで面長な印象をカバーし、顔の大きさも帽子の存在感でバランスよく着こなすことができます。ぜひ登山用帽子でおしゃれに街にくり出してみてはいかがでしょうか。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)