Dynabookは4月16日、15.6型ノートPC「dynabook T」シリーズ新モデルを発表しました。ラインナップはT9 / T7 / T6 / T5 / T4の計5モデルで、ここではきょう体を刷新した上位機種のT9とT7に焦点を当て紹介します。

T9は6月の発売で、価格はオープン、店頭予想価格は税別210,000円前後。T7はカラーにより4月25日もしくは5月中の発売で、価格はオープン、店頭予想価格は190,000円台半ばとなります。

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    Dynabookの15.6型ノートPC「dynabook T」シリーズ新モデル

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  • dynabook T9 スタイリッシュブルー。天板やパームレストは、Dynabookのアイコンを薄く散りばめたドット柄デザインになっています

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  • dynabook T9 サテンゴールド。こちらはドット柄でなく、天板・パームレストはヘアライン加工となります

Dynabookの15.6型スタンダードノート上位機が刷新

dynabook Tシリーズは、同社のラインナップの中では15.6型の「プレミアムスタンダードノート」にカテゴライズされる製品です。2018年モデルではT95、T75と型番を2ケタで表示していましたが、このモデルからT9、T7といったように、1桁表示になりました。

キーボードは、2019年1月に発売したdynabook Gシリーズから採用した新しいデザインです。アルファベットと数字をキートップセンターに配置。フォントは文字のラインを太くし、視認性を良くしたものです。キートップ中央に0.2mmのわずかな凹みを付け、指を置いたときのフィット感を高めています。

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    dynabook T9のキーボード面。クリックボタンはタッチパッド一体型です

きょう体デザインは、ヒンジを後方に向かって切り上げたアイコニックなものに変更。ディスプレイには従来モデルと同じ15.6型広視野角フルHDのClear Super View液晶(IPS方式)を採用し、人の肌や空、海などが自然な色合いに表現される色補正が施されています。生体認証としてWindows Hello対応の小型赤外線顔認証を搭載。カメラの面積を50%削減しながら、認識精度は高め、写真や絵による“なりすまし”も防ぎます。

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    外側に向かった切り上げたデザインの新ヒンジ

性能アップ、スピーカーは雑音を抑え高音質に

前モデルとのスペック面での違いは、従来機のCPUがIntel Core i7-8555Uプロセッサだったところ、Intel Core i7-8565Uプロセッサにアップグレード。ターボブースト時の周波数が4.0GHzから4.6GHzへと上がっています。

T9ではストレージが512GB SSDから、128GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージに変更されました。ちなみにヨドバシカメラや上新電機など一部量販店では、量販店専用モデルとしてIntel Optaneを採用するモデルも用意するとのことです。

スピーカーはオンキヨーと共同開発した「Dynamic Wide Sound」を採用。スピーカーの配置も画面下の左右に変更しています。従来のスピーカーは平面振動板を1点で支えて駆動するコーン型でしたが、新機種では平面振動板を2点で支えて駆動するフラット型になっています。これにより、音を中心から外心まで均一に伝えられようになり、雑音が抑えられた音抜けの良い高音質を実現しています。

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    dynabook T9のスピーカー(試作機のためロゴ表示が製品版と異なっています)

インタフェースでは、新たにUSB Type-Cを搭載。これまではUSB 3.0×2、USB 2.0×2(いずれもType-A)でしたが、本モデルからはUSB 2.0を廃し、USB 3.0×3とUSB Type C端子×1に仕様変更しています。

バッテリーはリチウムポリマー電池を採用。これにより、バッテリー駆動時間は従来の約7時間から約9時間へと延び、さらに急速充電機能に対応。30分で約40%の充電、約3.5時間の駆動が可能になっています。

このほか、プリインストールするOfficeが、PowerPoint 2019を搭載するOffice home & Business 2019に変更されました。

dynabook T9の主な仕様

最上位モデル「dynabook T9」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8565U、メモリが16GB、ストレージが128GB SSD+1TB HDD、ブルーレイディスクドライブ搭載、グラフィックスがインテル UHD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920x1,080ドット)液晶、OSがWindows 10 Home 64bitなど。

バッテリー駆動時間は約9時間。本体サイズはW379.0×D256.5×H23.7mm、重量は約2.4kg。本体カラーはサテンゴールド(P2T9KPGB)とスタイリッシュブルー(P2T9KPBL)の2色を用意しています。

dynabook T7の主な仕様

T9のひとつ下に位置する「dynabook T7」では、本体カラーに新色となるフォーマルロゼを用意しています。上品な佇まいで、パームレストは質感を高めるマット仕上げを採用。最近はスマートフォンにもピンクのモデルが登場し、男女共に人気カラーのため、販売現場からも要望の多かった色なのだそうです。

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  • dynabook T7 スタイリッシュブルー、フォーマルロゼ。この2色は、同社ロゴを散りばめたドット柄天板です

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  • dynabook T7 リュクスホワイト、サテンゴールド。リュクスホワイトはグラフィックパターンを使用したドット柄、サテンゴールドはヘアライン加工です

T7の主な仕様は、上記のT9からメモリが8GB、ストレージが1TB HDDとなるほかは、基本性能や本体サイズなどは同等となっています。

なお、T7の本体カラーは4色で展開し、リュクスホワイト(P2T7KPBW)、サテンゴールド(P2T7KPBG)、スタイリッシュブルー(P2T7KPBL)、フォーマルロゼ(P2T7KPBP)となります。このうち、リュクスホワイトのみ発売日が5月、これ以外の3色が4月25日発売の予定です。

  • dynabook T7 フォーマルロゼのドット柄天板

  • フォーマルロゼのキーボード面。上品な淡いピンクで男女ともに所有しやすそうです(試作機のためロゴ表示が製品版と異なっています)