パイオニアは4月15日、ドライブレコーダーの新製品7機種を発表した。ソニー製の高感度CMOSセンサーを採用し、暗闇でも被写体を明るく記録できる機能を大半の機種で搭載したほか、駐車時に24時間365日監視する機能も一部機種で備えた。社会問題化したあおり運転に対応すべく、前後の同時撮影が可能な2カメラタイプも拡充した。
新製品のラインアップや実売価格は以下の通り。
製品名 | 実売価格 |
---|---|
VREC-DZ700DLC | 税別35,000円前後 |
VREC-DZ700DSC | 税別35,000円前後 |
VREC-DS500DC | 税別30,000円前後 |
VREC-DZ600C | 税別22,000円前後 |
VREC-DZ600 | 税別22,000円前後 |
VREC-DZ200 | 税別15,000円前後 |
VREC-DH200 | 税別15,000円前後 |
ソニー製CMOSで暗闇でも明るく撮影
新製品の特徴となるのが、夜間でも被写体を明るく撮影する「ナイトサイト」機能。高感度対応のソニー製CMOSセンサー「STARVIS」(スタービス)の採用で、街頭のない駐車場などほぼ真っ暗闇の状況でもカラーで明るく撮影できる。ダイナミックレンジを拡大するWDR対応なので、白飛びや黒つぶれも抑制できる。2カメラモデルの場合、両方のカメラともナイトサイト対応となる。
一部の上位機種が搭載する駐車監視機能(セキュリティモード)は、クルマのバッテリーの電力を利用して24時間365日監視する機能で、衝撃を検知すると前後の映像を自動的に記録する。クルマのバッテリー電圧が一定水準を下回った場合は機能を停止するので、バッテリー上がりを避けられる。ドラレコの内蔵バッテリーを利用して監視する駐車監視機能は全機種が搭載する。
最上位の「VREC-DZ700DLC」は、角度調節機構付きのカメラを搭載する2カメラタイプの最上位モデル。フロントカメラは約160度、リアカメラは137度の広角タイプとなる。「VREC-DZ700DSC」は、車内撮影用のサブカメラを備えた派生モデル。おもにタクシーなどの営業車での利用を見込む。基本性能はVREC-DZ700DLCと同じ。
「VREC-DS500DC」は、液晶パネルを搭載する本体部とカメラ部を分離させた2カメラモデル。液晶パネルをダッシュボードなどドライバーの近くに設置できるメリットがある。液晶パネルも3インチと、一般的なドライブレコーダーと比べて大きい。
「VREC-DZ600C」は、液晶パネルを搭載したフロントカメラのみの高性能モデル。駐車監視機能を省略した派生モデル「VREC-DZ600」も用意する。「VREC-DH200」は背面液晶を省いて小型化を図ったモデル。カメラの下に手をかざすとイベント録画できる。「VREC-DH200」は薄型ボディーで取り付けやすさを重視した液晶一体型の低価格モデル。