全国石製品協同組合はこのほど、「"お墓"についての悩み事アンケート調査」の結果を明らかにした。同調査は2月8日~28日、全国の45歳以上の男女1,683名を対象にインターネットで実施したもの。
お墓を所有している人に現在お墓に関して悩んでいることを尋ねたところ、「お墓の継承者がいない」(21.0%)が最も多く、「お墓の維持費」(15.2%)、「お墓が遠い」(13.9%)、「お墓の手入れが行き届かない」(12.0%)が続いた。
お墓の所有者にお墓の改葬(お墓の引越し)やお墓の撤去を今後検討しているか聞くと、全体では85.5%が「検討していない」と答えた。「検討している」は4.0%、「撤去を検討している」は10.5%だった。
お墓の所有者の悩みで「継承者がいない」と回答した人の割合を調べたところ、改葬は4.4%と全体と比較して大きな差がなかった。一方、「お墓の撤去」という回答は30.9%で、継承者に関する悩みを抱えていない人と比較して検討するケースが大幅に増える結果となった。
お墓を探す場合に相談する場所はどこであるか尋ねたところ、74.1%が「相談する相手が判らない」と答えた。以下、「家族・親族」(13.5%)、「お寺・住職」(4.7%)、「石材店」(1.3%)と続いた。