4月に入って一念発起し、資格の勉強を始めた人もいるかもしれない。しかし勉強には参考書や通信講座など、費用がかかるもの。そこで今回は、資格取得を目指しているマイナビニュース会員203名に、「新生活で取得したい資格にかける費用」をテーマにアンケート調査を実施。どのぐらいの費用がかかると想定し、具体的にどのような使い道を考えているか、回答してもらった。
Q. 資格を取得するにあたり、どれぐらいの費用がかかると想定しているかを教えてください。
1位: 10,000円以上30,000円未満(25.6%)
2位: 50,000円以上(19.2%)
3位: 5,000円以上10,000円未満(16.7%)
4位: 30,000円以上50,000円未満(11.3%)
5位: 1,000円以上3,000円未満(8.9%)
■10,000円以上30,000円未満
・「過去問題集、英語参考書、ICレコーダーなど」(46歳男性/教育/専門サービス関連)
・「参考書を数冊購入したり、カフェで開催する勉強会に参加する費用として」(26歳女性/ガラス・化学・石油/IT関連技術職)
・「過去問題集や参考書、通信講座など」(57歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「知り合いからそのように聞いただけで、具体的にはわからない」(49歳男性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)
■50,000円以上
・「書籍やセミナーなどで15万円程度(社会保険労務士)」(55歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「試験代、マッサージ用具(タオルやウエアなど)代、テキストブック代、レッスン代」(38歳女性/繊維・アパレル/専門職関連)
・「ユーキャンに申し込む」(31歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「過去問題集や解説本、参考書を複数冊購入する」(47歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■5,000円以上10,000円未満
・「単語帳と受験費用」(32歳男性/その他メーカー/その他技術職(医薬・食品・化学・素材他))
・「過去問や参考書などの購入費用」(40 歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
■30,000円以上50,000円未満
・「参考書と模擬試験」(46歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「公的資格は基本的に通信教育が無難かな」(55歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
■1,000円以上3,000円未満
・「テレビ・ラジオ講座」(55歳男性/銀行/事務・企画・経営関連)
■総評
調査の結果、1位は「10,000円以上30,000円未満」で25.6%だった。過去問題集、参考書、場合によっては通信講座をざっと合わせてこの程度と見積もっている人が多かった。続く2位は 「50,000円以上」(19.2%)。独学ではなく、レッスン・セミナー・通信講座などで勉強しようと考えている人は、一定以上の費用がかかることを想定しているようだ。
3位は「5,000円以上10,000円未満」(16.7%)で、「単語帳と受験費用」など、必要最低限の費用で乗り切ろうというスタイル。4位は「30,000円以上50,000円未満」(11.3%)で、「参考書と模擬試験」「通信教育」など、「10,000円以上30,000円未満」の回答者と似た用途だが、取得を目指す資格によって必要経費の想定が変わってくるということだろう。5位は最も低額の「1,000円以上3,000円未満」(8.9%)で、「テレビ・ラジオ講座」など、無料で提供されているもので勉強しようという姿勢が伺われた。
全体としては、10,000円以上の費用を想定している人が合計で半数を超える結果となった。勉強するからには、ある程度投資をしようという考えの表れだろう。投資をすることが自分へのプレッシャーとなって頑張れるという面もあるかもしれない。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2019年3月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 203名(男性164名 女性39名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート