世界・日本で起きた衝撃の大事件、大事故で実際にあった逆転ストーリーを、再現ドラマと迫力のプロジェクションマッピングで描くフジテレビ系特番『目撃!超逆転スクープ3 戦慄の凶悪犯vs決死の救出作戦』(13日21:00~23:10)。MCのナインティナイン・矢部浩之が、昨年3月の『めちゃ×2イケてるッ!』終了後、自ら新たにやってみたいジャンルとして挙げたのが同番組だが、好評を受けて第3弾が放送されることになった。

しかし、相方の岡村隆史とは、ピンの仕事について全く話をしないとのこと。同番組に出演する出川哲朗、小島瑠璃子とともに、収録の感想に加え、意外なコンビの関係性を聞いてみた――。

  • 出川哲朗、矢部浩之、小島瑠璃子

    『目撃!超逆転スクープ3 戦慄の凶悪犯vs決死の救出作戦』に出演する(左から)出川哲朗、矢部浩之、小島瑠璃子 (C)フジテレビ

■感情移入しないと見れない

――3人ともワイプのリアクションを見てるとすごく感情移入してるのが分かります。

小島:感情移入しないと見れないんですよね。

矢部:そう。そのスイッチも3回目なんでみんなすぐ切り替えられるんですよ。

出川:やっぱりプロジェクションマッピングの臨場感が大きいと思う。あれがあるとないとで全然違うので。それと、他の番組と違って周りが暗いし、お客さんもいないから、こういうシチュエーションの番組ってないんですよね。

小島:そうですね! 映画館みたいに入り込んで見れるんですよね。

出川:VTRだけの番組だと、3本目とかちょっと眠たくなるときもあるんですけど、これはそうならないんですよ。

小島:あぁ…正直眠たくなるのはある(笑)

矢部:僕はないですけどね。どんな番組でもVTRはちゃんと見るから(笑)

小島:やられた…

――リアクションを声に出して見れるから、最近流行りの応援上映みたいな感じなんですかね?

小島:3人でそういう感じですね。「そうじゃない!」って言っちゃったりしますし。

矢部:スタッフが雰囲気を作ってくれるんですよね。でも、我々バラエティ畑なので、緊迫したVTR中、たまにちょっとボケたりするんですけど、そんときは100%スベってますね。

(一同爆笑)

矢部:「そこじゃない」って空気は感じるんですけど、我慢できなくて。なんなんですかね、3回目なんで早く慣れないといけないんですけど(笑)

■きれいな終わり方をしない番組

――この番組の特徴は、やはりプロジェクションマッピングによる再現だと思うのですが、毎回進化してるんですか?

小島:そうですね。私は今回その中に入ったんですが、本当に部屋の中にいるみたいに感じるんですよ。VTRで18歳の女の子がされた重さ2キロの爆弾を首につけたんですけど、これを何時間もさせられたら耐えられないと思って。疑似体験できて、より感情移入することができましたね。

矢部:本番中は言わなかったけど、イスに座らされて爆弾を首につけられて何もできないこじるりが、ちょっとセクシーに見えた(笑)

出川:俺も分かる。照明が赤くなってたから、あの瞬間「ここは熱海かな?」って思ったもん。

(一同爆笑)

矢部:だから、今まではこじるりは年齢が離れた女の子だと思ってたんだけど、やっぱり大人になってきたのかなあ。

小島:これは喜んでいいんですよね?

――この3人のキャスティングについては、いかがですか?

矢部:こじるりは絶対必要だと思いますね。ちゃんと怒れるし、ちゃんと泣けるし、それが自然にできるから。

小島:いやいやいや…。

出川:それは私も思う。正直矢部っちの位置も絶対必要でしょ? 自分でこんなこと言いたくないけど、2人は必要だよね。

小島:出川さんめちゃめちゃ必要ですって! あんなにホットに熱くなってくれるの、出川さんだけじゃないですか!

矢部:たしかに、誰もが分かってることを言ってくれるのは出川さんね(笑)

小島:「そう思うけど言っちゃいけないんだろうな…」って思うことを素直に発してくれるのが出川さんなんですよ。切り込み隊長ですから。矢部さんは、今回の収録で最後に言ってくれたことが本当にそうだなと思ったんですけど、「この番組は見終わった時にきれいな終わりなんかないんだ」って。本当に起こった事件だからこそ、映画みたいにきれいにいかないじゃないですか。人が亡くなったり、一生の傷を負うような生々しいことが出てくる番組だから、本当にそうだなと思いましたね。

――こういう番組って普通はゲストがいると思うんですけど、3人だけで固定っていうのは珍しいですよね。

小島:たしかにあんまりないですよね。

矢部:ありがたいですね。出川さんが結構いろんなところ体悪いんで、ひょっとしたらいつか代わってるかもしれないですけど(笑)

小島:「腰が限界でもうVTR見れません」ってなっちゃう。

出川:いやいや、もう元気なうちは這いつくばってでも来ますよ、僕は。

■子供の存在を妄想して怒る出川

――3回目の放送になりますが、お互いの印象が変わったという発見はありますか?

小島:出川さんの家族愛のすごさが出ましたよね。存在しないお嬢さんを想像してすごく怒ったり。

矢部:子供いる人より怒ってましたよね。

出川:そうそう、俺妄想がすごいから。もう耐えられなくなって、本当に腹立つんだよね。

小島:矢部さんは静かに内で燃えるタイプですよね。

出川:でも、この人の場合は昔あんだけ遊んで浮き名を流して…

矢部:そんな流してないねん! バレてないねん。俺が良かったのは、(田村)淳が頑張ってくれて、裏側でできたから(笑)。あんま言わんといて。

小島:出川さん、それ超言いたがりますよね(笑)

出川:その時代を知ってるから、やっぱこの番組で矢部っちが子供のことを話すのは、変わったんだなあってすごい思う。

矢部:そうかも。自分でもビックリしてる。

出川:この収録が15年前だったら、たぶん、こじるりちゃん、矢部っちにやっつけられちゃってるからね!

(一同爆笑)

小島:やっつけられる(笑)

矢部:いや、こじるりみたいな良い子は口説けないですよ。ちょっと隙があったり、そういう子のほうが誘いやすい…何言うてんねん(笑)