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【この記事のエキスパート】
ガーデニング研究家:はたあきひろ
1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。
奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。
本記事では、ガーデニング研究家・はたあきひろさん監修のもと、園芸ネットの選び方とおすすめ商品をご紹介。素材やタイプの異なるさまざまな商品も紹介しているので、ぜひ、ぴったりの園芸ネットを見つけてください!
園芸ネットの選び方
それでは、園芸ネットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】素材
【2】強度
【3】サイズ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
園芸ネットの素材は化学繊維と天然素材の2種類に分かれます。
化学繊維:扱いやすい一方で、ゴミ捨てなどが必要
化学繊維は軽くて扱いやすく、かつ強度も高いのが大きなメリットです。ピンと張る作業も簡単で、ネットを貼る作業時に特にその良さを実感できることでしょう。
ただ化学繊維なので古くなったネットを廃棄する際には、燃えないゴミなどでの処理が必要になります。
天然素材:設置しにくい一方で、肥料にできたりと処分がしやすい
天然素材のネットは、栽培し終えたツル植物などといっしょに土中に埋めて、たい肥として利用できたりするなど、環境にやさしいところが大きなメリットです。たい肥として活用しない場合でも、可燃物として簡単に処分できます。
天然素材のネットに使用される素材は、一般的に麻製が多く、化学繊維よりも強度が弱いので、テンションを掛けて設置しなければいけない場合には不向きといえます。
【2】強度をチェック
【エキスパートのコメント】
園芸ネットは風雨にさらされることが多いため、強度もしっかりチェックしておきたいところ。化学繊維は天然素材のネットに比べ、強度の高いものが多いです。
天然素材のネットに使われることが多い麻は水にぬれると強度が落ちるので、糸の太さが3mm以上のものを選びましょう。天然素材で麻より強度を高めたいなら、綿がおすすめ。
化学繊維は数年間使える耐久性がありますが、天然素材は一見キレイな状態でも1度使うと強度が落ちてしまうので、基本的に使い捨てと考えておくのが無難です。
【3】サイズをチェック
【エキスパートのコメント】
園芸ネットのサイズ選びに悩んだら、1.8×1.8m程度のサイズを選びましょう。家庭菜園や一般家庭のグリーンカーテンならこの大きさがあれば十分です。
1m前後から数mまで、最近の園芸ネットはさまざまなサイズが販売されています。希望に見合ったジャストサイズのネットを探すのもそう難しくはありません。
もし使う場所に合わせて園芸ネットをカットする場合は、カットしてもほつれない構造になっているかを事前に確認してくださいね。学校や公共施設などで大規模なグリーンカーテンを作る場合などは、大きなサイズを購入するか、支柱を使って数枚を組み合わせましょう。